バスケットボール部(女子)
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【女子バスケットボール部】最終戦勝利収め、笑顔で終幕

2025年度関西大学女子バスケットボールリーグ戦

 10月11日に桃山学院大学和泉キャンパス(大阪府)にて2025年度全関西大学女子バスケットボールリーグ戦が行われた。同女は甲南大と対戦し、72-63で勝利。秋季リーグ戦最後の試合を勝利で締めくくった。

 第1Q、徳永(スポ1)が開始20秒で先制点を取ると、直後に小島(スポ4)が2回連続で速攻に成功。さらに相坂(政策1)もシュートを決め、同女はリードを広げる(8-1)。開始4分、甲南大が一度に5人交代。同女はマークマンが被らないように声を掛け合い、チームワークの取れたディフェンスを見せる。その後も、甲南大は何度も選手を交代したが、同女はその全てに対応。武内(同女1)と加藤(同女3)が3ポイントシュートを決めるなど、序盤で掴んだ流れを逃さない。その後もディフェンスを大きく崩されることなく、リードを守り切り、15-11で第2Qへ。

シュートを放つ徳永

 迎えた第2Q、同女はコート前方からオフェンスにプレッシャーをかけ、甲南大のスローインを5秒間防ぐことに成功。このまま勢いに乗たいところだったが、甲南大の反撃により3点差に迫られ開始3分、タイムアウトへ(21-18)。開始4分、甲南大に逆転されたが、直後に徳永の3ポイントシュートが決まり、再び逆転(25-24)。両者譲らない攻防が繰り広げられる。残り8秒、相坂がダブルチームをかけられるもファウルを奪い取り、フリースローを獲得。接戦を制し、33-30でハーフタイムを迎えた。

フリースローを打つ相坂

 3点リードで迎えた後半戦。甲南大は勢いを止めることなく、3連続得点で逆転を許す(33-35)。3分、徳永が速攻、小栗がセカンドシュートを決め、試合の流れを掌握する。その後、徳永がドリブルカットすると小島にボールが渡った。力強いシュートでバスケットカウントを獲得し、44-36まで突き放す。5分、秋季リーグ戦で3ポイント得点が2位(10月5日時点)に輝いた加藤が今試合でも華麗なシュートを魅せた。しかし、パスミスから何度もターンオーバーを招き、失点が重なる。4点差まで詰め寄られ、54-50で最終Qへ。

リングに向かう小島

 なんとしてもリードを守り抜きたい第4Q。両者疲れが見える中、勝ちに貪欲な姿勢から一進一退の攻防戦が繰り広げられる。3分、須合(同女3)から小島にわたり速攻を決めた。同志社のタイムアウトでチームで決めた形で攻めるが、ミスから反撃を受ける。シュートまでたどり着けると、同点に追い込まれた(58-58)。それでも同女は怯むことなく強気に責め続け、反則を誘う。4回のフリースローを獲得し、安定した決定率で1本も落とすことなく、得点を引き離した。
 今チームでできる試合もわずか1分。ここで最後まで勝ちにこだわり強気に攻めたのが、主将・小島。「最後までやり切らない方が後悔が残ると思った」(小島)。反則から2度のフリースローを着実に決め、72-63で勝利を収めた。最終戦で拮抗(きっこう)したら展開を繰り広げたものの、同女の意地を見せつけ今リーグ最後に有終の美を飾った。
 今リーグは4位で幕を閉じた。唯一の4年生かつ主将を務めた小島は、「先輩や友達、後輩などの色んな人の支えがあったから最後まで走り切れた」と感謝の気持ちを言葉にした。明日からの新体制、どのようなスタートを切るのか期待が高まる。(奥野陽仁、河村柚希)

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