5月20日、大阪商業大学にて第1回全日本大学バスケットボール新人戦関西予選1回戦が行われた。今大会は1、2年生が出場し、上位3チームが本戦への出場権を獲得することができる。同志社は大阪産業大学と対戦し、71-68で勝利。明日行われる準々決勝に駒を進めた。
スタートは、上野、谷口、島倉(スポ2)、柄澤、門川(商1)。
第1Q、島倉の3Pシュートで先制する。しかし、その後は両チームともシュートが決まらず得点が停滞する時間が続いた。残り7分、大産大から7連続得点の猛攻を受け同志社が追いかける展開。ここで点差を離されまいと上野、島倉が2Pシュートで着実に得点を重ねる。また途中交代で入った尾上(商2)の安定したシュートで点差が縮まった。第1Q終了間際、島倉が得意の3Pシュートを沈め19−16で第2Qへ。
第2Qも開始直後から積極的に攻撃を仕掛け、尾上、西村(スポ1)がシュートを決める。その後は再び得点が停滞し、その間に同志社が5ファウルとなり油断は許されない状況に。しかし残り3分でのタイムアウト明け、柄澤、山藤が交互に得点し存在感を発揮する。中でも山藤がゴール下で相手からボールを奪いシュートを決めたプレーは会場を沸かせた。37−31とリードを保ったまま試合を折り返す。
第3Q、大産大のシュート決定率が上がりじわじわと点差を詰められる。同志社は冷静に我慢し続けるも、大産大の勢いは止まらず逆転を許した。52-60と8点ビハインドで、勝負の最終クォーターに向かう。
全体的に相手より体格で劣る同志社は、全員でディフェンスに向かいセカンドチャンスを狙う。またオフェンスでも谷口、上野らのシュートが光り、徐々に流れを引き寄せた。すると残り3分、上野のシュートで1点差まで追いつくと、続けて尾上が3Pシュートを決め逆転に成功。どちらに勝敗が傾くかわからない状況だったが、全員ディフェンスで相手のシュートチャンスを阻み続ける。最後まで攻守の手を緩めることなく僅かなリードを守り切り、71−68で勝利を収めた。
大産大との接戦を制し、1回戦を突破した同志社。続く準々決勝は、外国人選手を擁する神戸医療未来大学と対戦する。「今日の課題を修正しながら、明日も勝ちにいきたい」(山藤)。全国への切符を手にするべく、明日も勝利をつかみとれ。(河場真世)