バスケットボール部(男子)
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【男子バスケットボール部】ベスト16で春を終えた

男子第74回女子第73回西日本学生バスケットボール選手権大会

 6月6日、エディオンアリーナ(大阪府)にて男子第74回女子第73回西日本学生バスケットボール選手権大会が行われた。同志社は3回戦で日経大と戦い途中善戦するも流れを掴みきれず敗北した。春の最後の主要な大会はベスト16で終幕。ここから、リーグ戦に向け厳しい夏が始まる。

 スタートは島倉(スポ3)、尾上(商3)、大澤(商1)、門川(商2)、長谷(法2)。

 昨年九州1位に輝き前年度の西日本を優勝した日経大。2メートルを超える外国人選手を2人擁し、素早いパス回しが持ち味の完成されたチームだ。しかし、大澤は怯むことなく最初のティップオフをもぎ取る。関西学生選手権でシュートスランプだった島倉が遂に復調。高さの不利を覆すシュートでこのクォーター3本のスリーポイントを沈める。しかし相手の穴のないオフェンスに点を取られ続け20-23で最初の10分を終えた。

スリーポントを放つ島倉

 続く第2Q、島倉が封じ込まれると一気に日経大ペースに。0-7のランを許し一時10点差まで突き放された。セットオフェンスが思うようにできない状況を打破するために速攻を重視。リバウンドを取ると一気に反対側までパスを送り波多野(心2)がバスケットカウントを決め確実に点を重ねる。しかし点差が大きく縮まることはなく36-43で後半を迎える。

外国人選手の上からシュートを放つ門川

 第3Q、復帰を果たしたポイントガード石原(商4)が門川とのピックアンドロールで巻き返しを図る。石原は昨年のリーグ戦中に怪我を離脱。長い回復のリハビリ期間を経て今大会よりコートに立った。門川のスクリーンを使い相手との隙間に完璧なボールを通しイージーバスケットを生み出す。さらに途中出場の山藤がスリーポイントを2本連続で成功。正確無比のシュートでチームは勢いを取り戻し55-58で最後の10分へ。

シュートを成功させ笑みを浮かべる山藤

 ベスト8をかけた最後の10分、山藤が再びスリーポイント。第3Qの流れをそのまま第4Qでも続ける。しかし1ポゼッション差に迫るも逆転しきれない。「普段入るシュートが入らなかった」(石原)。スリーポイントで逆転を図るもネットを揺らすことができない。残り1分、島倉が痛恨のファールをし、完全に勝利を逃す。最終スコア67-79で敗北を喫し、選手たちは悔しさに顔をしかめた。

アシストする石原

 門川が14得点、島倉が13得点、大澤が8リバウンドを記録した。ベスト16で敗退となったが全国に通用することが証明された試合となった。「ここで満足するのではなく、ここでもう一つギアアップする」(石原)。レベルアップした姿が秋のリーグ戦で披露されるのが待ち遠しい限りだ。(中嶋理博)

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