2024年度関西学生バスケットボールリーグ戦
10月13日、大阪産業大学総合体育館Bコートにて2024年度関西学生バスケットボール1部リーグ戦9戦目が行われた。同志社は暫定最下位の立命大と対戦し、70-76でまさかの敗北。1次リーグ2試合を残し、通算成績は3勝6敗で下位ブロックに転落した。
スタートは磯部(経4)、西村(スポ2)、山藤(文情3)、門川(商2)、波多野(心理2)。オフェンスからのスタートとなるも、ターンオーバーから先制点を許す。「いつも入りが緩いという課題があって、今日もそれでペースを握られてしまった」(波多野)。磯部や波多野がスリーポイントを放つが決まらない。また門川と西村がリバウンドシュートを狙うも競り合いを制することができずチャンスを生み出せなかった。その後代わって入った柄澤(スポ2)のターンシュートや山藤のスリーポイントなどで2点差まで迫るも、主導権を奪えない。ファウルがかさんだことで徐々に点差は開き、14-21で第1Qを終えた。
第2Q、またしても相手の得点からスタート。島倉(スポ3)のタフなシュートや谷口(経3)のミドルシュートで得点を重ねるも、勢いに乗ることができない。途中谷口に代わり、対京産大戦以降けがで離脱していた神田(スポ4)を投入。最上級生としてチームメイトに声をかけながら、再起を図る。しかし、「相手の雰囲気に長い時間飲まれたことで自滅してしまった」(波多野)と点差はさらに開き、30-41で試合を折り返した。
反撃を図りたい第3Q。しかし立ち上がりからシュートが思うように決まらない。立命大の攻守の切り替えの早さに圧倒され得点を離されると、フリースローのチャンスでも決め切ることができず完全に空気を掌握された状況になった。しかし負けじと波多野のスリーポイントシュートを皮切りに、柄澤が果敢にドライブで切り込みファウルを誘うと同志社も確実に得点を重ねる。
50-59で同志社ビハインドのまま迎えた最終Q、チームで気持ちを鼓舞し逆転を狙う。積極的にヘルプディフェンスからブロックショットを図り、相手のプレーを制限した。しかし、全員を絡ませた巧みなパス回しで相手もディフェンスをかわす。60-68でタイマーが残り4分を示した。尾上(商3)が次々とシュートを狙いに行きチームに貢献すると、チャンスの矛先は同志社に向いた。残り2分で点差を3点に縮めると勝利への兆しが見え始める。しかし、その後スリーポイントが不発に終わり、相手の粘り強さに打ち勝つことはできず。惜しくも70-76で敗北を喫した。
勝ち越しを果たしインカレ出場を目指すが、今回の敗北が痛手となってしまった。復帰した神田は「同志社の良いところが出せずに反省しかない試合だった。次はもう1回チームを立て直して必ず勝ちたい」と敗戦を振り返り決意を語った。
次に待ち受けるのは大経大との一戦だ。後が無くなった同志社。最後の粘りを見せつけ勝ち切れ。(河場真世、髙橋舞衣)