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【ボードセイリング部】関選一戦で目標達成!

 6月10,11日、甲子園浜(兵庫県)で2023年度関西選手権第一戦が行われた。関西勢が多く参加し、1年間のシーズンの中で注目度が高い今大会。メンズ個人では斎藤(政策3)が優勝、レディース個人では船越(商3)が準優勝、プレイヤー3名の総合成績で決まる団体順位では斎藤、船越、稲継(文情3)が3位入賞と好調な滑り出しを見せた。

真剣な表情を見せる齋藤

 微風から中風の中、計4レースが行われた1日目。1レース目は微風でのレース展開となった。微風を得意とする船越は、滑り出しから好調な走りを見せる。1上2上ともに高順位で通過し、最後もトップで帰着した。他の選手が得意な風域でのレース展開となった2,3レース目。少し順位を落としたが、気持ちを切り替え4レース目に臨む。レディース3位と成績を残すも、「疲れもあって全力を出せなかったのが悔しい」(船越)と悔しさを吐露した。メンズでは、今大会注目選手である齋藤が1レース目から断トツトップでフィニッシュ。続く2レース目も他大を突き放し、1位でゴールする。続く3レース目では1位に齋藤の姿はなく、「安牌(あんぱい)に行こうとして自分のミスで順位を落としてしまった。今日一番の反省です」(齋藤)とレースを振り返った。しかし、迎えた4レース目。ミスをかき消すかのように1位でフィニッシュ。全レースを通して、圧巻の走りを見せつけた。稲継は道具トラブルにより1レース目を欠場するも、3レース目では好スタートを切り上位でゴール。道具トラブルを乗り越え、実力を見せた。また、3年生に加えて出場した2年生4名も上回生に負けじと食らいつき、チームとしての強さも発揮。1日目の時点で、3位の神大と11ポイント差の団体4位で2日目へ。

ゴール間際の稲継

 「3人で表彰台に立つことしか考えていない」(稲継)。強い思いで臨んだ2日目。雨予報のため、スタート時刻を1時間遅らせてのレース開始となった。風が弱くうねりもあり、普段のレース展開とは一味違う中、勝負の5レース目がスタート。目標の団体入賞を果たすにはこれ以上順位を落とすことは許されない。プレッシャーの中、安定した走りを見せたのは齋藤だった。トップフィニッシュには届かなかったが2位でゴールし、圧倒的な強さで個人優勝を果たした。続いて稲継も、2日間通して初の1桁台での順位で帰着。船越も得意風域をものにし、前日から2つも総合順位を上げ準優勝に輝いた。

笑顔を見せる船越

 昨年から目標に掲げていた関西選手権での団体入賞。3年生プレイヤーが3名しかいない中、激闘を制し有言実行となった。「嬉しかったし、2人にはありがとうと言いたい」(齋藤)。全員が喜びをかみしめる中、次なる目標へ向け鍛錬を重ねる。【文責、撮影・藤田桃江】

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