ボードセイリング部
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【ボードセイリング部】計10名がインカレ出場を決めた

2023年度関西選手権第二戦インカレ関西支部予選

 9月9.10日、大阪北港マリーナで2023年度関西選手権第二戦インカレ関西支部予選が行われた。関西選手権第一戦に続き、団体入賞を目標に臨んだ同志社。それに加え、11月に行われるインカレへの出場権をかけた大会ともなった。選手たちにとって大事な一戦で、メンズでは喜多(生命4)が4位入賞、レディースでは船越(商3)が3位入賞、団体順位では齋藤(政策3)、船越、稲継(文情3)が3位入賞と目標を達成した。

団体入賞を果たした(左から)齋藤、稲継、船越
マネージャーともに笑顔を浮かべる船越

 風があまりなく、厳しい環境下の中でレースがスタートした1日目。関西選手権第一戦とは違い、4年生もレースに加わる今大会では激闘が予想された。その中で1レース目、好調な走りを見せたのは稲継。同志社1位で一上を回航し、二上も上位層で回る。シングル順位でゴールとはならなかったが、1レース目から良い走りを見せた。続く2レース目も安定した走りを見せ、練習の成果を発揮。高順位が期待される齋藤は、腰のけがの再発により思うような走りができない。「個人入賞よりも団体入賞を目指して、2日目も頑張る」(齋藤)と関西選手権第一戦に続く団体入賞への思いを表した。学生最後のインカレへの出場を狙う4年生の喜多は、落ち着いた走りで上位につく。3、4レース目では同志社トップで帰着し、「普段通りの走りをすることができた」(喜多)と1日目を振り返った。同じく4年生の藤原(商4)、在里(理工4)も常に上位層を走る。4年間の経験を生かし、貫禄を見せつけた。

風を見極める稲継
波に乗る喜多

 レディースでは、微風が得意風域である船越が好走を見せるも、1、2レース目はスタートのミスにより実力を発揮できず不発に終わる。しかし、3、4レース目では敵に大差をつけ2レースともにレディース1位でフィニッシュ。「北港の傾向と1、2レース目で掴んだコツからコース取りに自信を持ち、3、4レース目は走ることができた」(船越)。自身のミスを即座に改善し、周りの選手を圧倒した。4年生の岡崎(法4)は、安定した走りで計4レースを完走。「8月毎日のように練習してきたのが自信になって落ち着いてレースに臨めた」(岡崎)。練習の成果がレースに発揮され、喜びを表した。

ゴール付近の船越

 続く2日目は計2レースが行われた。最後まで順位の変動があるため、油断は許されない。1日目に比べて風がほとんどなく、振れも大きい中で第5レースがスタート。ここでも主将稲継が実力を見せる。スタートは失敗したものの得意風域をものにし、環境に適応したレース展開で挽回。上位層で帰着し、笑顔を浮かべた。喜多も同様に好調なレース展開を見せ、最終レースでは1位で帰着。結果、メンズ個人4位入賞を飾りインカレ本戦への良いスタートダッシュをきった。齋藤は1日目に続き、普段通りの走りができず、暗い表情を見せる。「自分としては過去最低の順位だったが、インカレ本戦前に挫折ができたので気を引き締めることができた」(齋藤)と悔しさを吐露した。同じくレディースは、微風を得意とする船越が1日目に続き実力を発揮。約120艇中60艇ほど、レディースでは2艇しかゴールできなかった5レース目でも、メンズに混じり上位でゴールした。喜多に続き、レディース個人3位入賞を果たし、関西選手権第一戦に続く個人入賞を手に入れた。

上マーク付近の齋藤

 激しい戦いが繰り広げられたインカレ予選で、同志社の選手計12名中、10名がインカレ本戦への出場権を獲得。また目標である団体入賞も有言実行し、チーム全体として実りのある大会となった。次なる舞台は沖縄。「初出場初優勝を目指す」(齋藤)。「入賞6位以内を狙う」(船越)。「(インカレ出場)1年目は走れないと言われているけど、それを覆す」(稲継)。部員全員の思いを背負い、南の聖地で快進撃を披露せよ。(藤田桃江)

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