ボードセイリング部
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【ボードセイリング部】川本がインカレ新人戦で優勝果たす

2024年度インカレ新人戦

 3月6~8日、舘山寺サンビーチ(静岡県)で2024年度インカレ新人戦が行われた。同志社からは川本(新経2)、小林(新心理2)、岡(新政策2)、佐伯(新同女2)の計4名が出場。1年生にとっての夢舞台で川本が頂点に君臨し、強豪選手に名を連ねた。

賞状を手に笑顔を見せる川本

 3日間で合計8レースの激闘が繰り広げられた今大会。1日目は微風でのレース展開が求められた。微風を得意とする川本は1レース目から好調な滑り出しを見せる。スタートから先陣を切り他大学の選手を突き放すとその後の回航地点でも高順位をマーク。1位で帰着し、2レース目に臨むも風力が上がり苦手風域に苦戦する。「自分が思った海面が当たらなくてこの順位になってしまった」(川本)。3レース目も同じ風に対応できず優勝を狙う川本にとっては5位と厳しい結果となった。4レース目では気持ちも体力も落ち思うように体が動かない中、4位でフィニッシュと順位を持ち返す。

 暫定3位で迎えた2日目では、予報とは少し異なり苦手風域である中風下でのレース開催となる。1上では上位で回航できなかったもの、2周目では海面をしっかりと見極め1位でゴール。続く6レース目も1周目は順位が落ち込んだが、諦めずに前だけを見て漕ぎ続け3位で帰着し暫定2位で最終日に臨んだ。

 風量が増し、出艇をためらう選手が多々見られる中最終日がスタート。普段からコース取りをすることを心がけている努力が功を奏し、7レース目では2位でフィニッシュする。この時点で因縁相手である京大の福本と同率1位に並ぶ。優勝が決定する最終レース。「京大の子を見ながらずっと走ってたけれど、回航順位は全部負けていてとても焦った」(川本)。少しのミスが差を広げる原因となり、ゴール前でもリードを譲る展開となる。しかしゴール直前、相手が艇から落下。結果最後まで諦めずに走り続けた川本が逆転に成功し、優勝を決めた。

 同じくレディースの佐伯は6位と入賞に一歩届かず、悔しい結果となった。

ゴールへと走る佐伯
波に乗る岡
必死な表情を見せる小林

 インカレ新人戦で優勝という輝かしい成績を収めた川本。「今までもありがたく優勝させていただくことがあったんですけど、今回は120%くらい出し切って終われたので今までの優勝で1番嬉しい」(川本)。さらなる高みを目指すために大きな武器となった今大会での優勝。日々成長し続ける彼女の姿を今後も見逃すな。(藤田桃江)

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