ボードセイリング部
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【ボードセイリング部】レディースが底力見せ好発進

2024年度関西選手権第1戦

 6月8・9日、甲子園浜(兵庫県)で2024年度関西選手権第1戦(以下、関選一戦)が行われた。関西の頂点を決める関西選手権のスタート地点となる今大会。森居(社3)が優勝、谷山(経3)が準優勝を飾り、同志社レディースの強さを見せつけた。

 1日目は計4レースが行われ、午前は微風、午後は中風でのレース展開となった。微風を得意とする森居が1レース目、レディーストップで帰ってくることはできなかったが3位でフィニッシュ。気持ちを切り替え臨んだ2レース目は、「女子がみんな得意な風だから何か一つ攻めないと勝てない」(森居)と意気込んだ。スタートで集中力を高め、良い位置でコース取りをすることに成功。その結果レディース1位で帰着し、強さを見せた。風力が上がった午後の3レース目は、苦手風域でありながらも順位を落とさずトップでゴール。4レース目は、体力の限界に打ち勝つことができず、上位に森居の姿はなかった。しかし、全体を通して高順位をマークし、優勝候補として2日目へ弾みをつけた。

 予報とは異なり、ほとんど風がない中スタートした5レース目。「予報とは違ったけど、風がない方が私的には得意なので絶対に順位を落とさないようにしよう」(森居)。4レース目の順位が響き、あとがない中最後まで漕ぎ続けた。調子も下がることなく、3位でフィニッシュし優勝を勝ち取った。

水しぶきに耐える森居

 谷山は、1日目のレースでは全体を通して良いスタートダッシュを切ることに成功。しかし1レース目は、コース取りに苦戦し順位が奮わなかった。2レース目では1レース目の反省を生かし良い走りで終える。3、4レース目は、スタートで1番良い位置に立つことはできなかったもの、タイミングを合わせることができその後のレース展開でも高順位をキープ。特に4レース目は、今までのレースからコースを見直し、疲労も積もる中戦略的に勝負。「体力的にもとてもしんどかったけど、根性で頑張った」(谷山)。熟考した結果が功を奏し、レディーストップでゴールした。

 苦手風域である微風よりかぜが少ない無風でのレースとなった2日目。「ここで漕ぐのを辞めたら絶対ダメだと思って最後まで諦めなかった」(谷山)。多くの女子選手がゴールテープを切れない厳しいレースになったにも関わらず、レディース4位で帰着。精神力の強さが順位につながり、準優勝に輝いた。

ゴールへと向かう谷山

 一方のメンズは、主将の畑野(理工3)が2レース目で9位と1桁順位でフィニッシュする。しかし、午後のレースは苦手風域となりレース展開に苦しむ。その中でも10番台と耐え抜き、順位をキープ。5レース目でも、コース取りを工夫したことで11位と健闘を見せる。しかし全体を通して上位層には入り込むことができず、団体入賞に貢献することができなかった。

真剣な表情を見せる畑野

 関選1戦でレディース1、2位を同志社が奪い取り、好スタートを切った畑野組。しかし目標の団体入賞を果たすことができず、悔しい思いも残った。「次は絶対に目標を達成して、インカレ予選も通れるように頑張る」(畑野)。次はインカレ予選を伴う勝負所である関西選手権第2戦。残り3カ月間も目標に向かって走り続けろ。(藤田桃江)

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