ボードセイリング部
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【ボードセイリング部】インカレ出場かけ力戦奮闘

2024年度関西選手権第二戦(インカレ関西支部予選)
 9月18,19日、ニュー白浜オートキャンプ場(滋賀県)で2024年度関西選手権第二戦(インカレ関西支部予選)が行われた。11月に沖縄県で行われるインカレ個人戦(全日本学生ボードセーリング選手権)出場をかけた戦いが繰り広げられ、船越(商4)がレディース優勝、稲継(文情4)が第5位で入賞。2人の他同志社からは、シードである齋藤(政策4)、畑野(理工3)、谷山(経3)、相田(GR3)、森居(社3)、川本(経2)が権利を獲得し計8名がインカレ出場を決めた。

レディーストップでゴールする船越

 1日目に3レース、2日目に1レースの計4レースが行われた。終始風が弱く微風の2日間となる。微風を得意風域とする船越は、1レース目をレディーストップで走りきった。スタート位置に並んでから笛が鳴るまでかなりの時間を要した第1レース。いかに集中力を切らさずにスタートダッシュを切れるかが鍵となったものの、「過度な緊張をせず冷静に臨むことができた」と振り返る。
 風の振れが大きく1レース目よりもスタートがより重要となった2レース目。他の艇を意識しつつも自分の走りに集中し、2位でフィニッシュ。続く3レース目も風の変化が大きい一戦となったが、トップでゴールし暫定1位を手にした。
「明日も自分の行きたいコースを第1優先にしながらもスタートを1番集中して今の調子で頑張りたい」(船越)と、翌日のレースに向けて意気込んだ。
迎えた2日目も、微風が続き得意風域でのレース展開となった。順調に艇を進め1上を2位で折り返すと終盤、力を振り絞り前方に見える首位の艇を逃さなかった。最後は相手のミスにより追い抜きに成功。ここでも1位で帰着し、1日目同様の走りを見せた。その後は第5レースがスタートするも、天候不順により途中中断。計4レース中3レースで首位を獲得し、優勝を飾った。「適度な緊張感を持って走ることが出来た。」(船越)。インカレ本戦を前に圧巻の強さを見せつけ、次なる目標を掲げた。

ゴール付近を走る稲継

 一方稲継は1レース目、スタートを少し出遅れる。「1レース目は緊張していてふわふわした状態だった」(稲継)。巻き返しすることができず、19位でフィニッシュとなった。気持ちを切り替え臨んだ2,3レース目。1レース目の反省を生かした走りで好スタートを切ると、2レース目はトップで帰着。「考えていたことが全部上手くいったレースだった」(稲継)。3レース目も1桁順位でゴールし、暫定7位と入賞目前で2日目へ弾みをつけた。
 迎えた2日目も良いコンディションでレースに入ると、好調な走りを見せ4位でフィニッシュ。最終順位5位に引き上げ入賞を果たし、インカレへの出場権を獲得した。

2上を走る畑野

 主将の畑野(理工3)は得意風域であったものの、1レース目は緊張からタイミングを上手く合わせることが出来ず46位と悔しい結果に終わる。続く2,3レース目では「絶対人一倍に前を走るという意気込みで挑んだ」と1レース目の挽回を図るべく走り抜け、3レース目は2位でフィニッシュ。インカレ本戦出場が確実となると、翌日の4レース目は部員のサポートや声掛けにより努め、主将としてチームを支えた。
 「本戦に向けて優勝したいと自信を持って言えるように、これからの2カ月で準備していきたい」(船越)。次に待ち受けるインカレに向け、各自課題克服を図る。最高のコンディションで滑走するべく、より一層磨きをかけ沖縄の海を駆け抜けろ。(文責・髙橋舞衣、撮影・藤田桃江)

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