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【ボート部】女子2種目で西日本準優勝に輝いた

第10回西日本選手権競漕大会

 4月26・27日に大阪府立漕艇センターで第10回西日本選手権競漕大会が行われた。同志社からは女子シングルスカル2艇、女子ダブルスカル3艇、男子シングルスカル1艇、男子ダブルスカル3艇、女子クォドルプル2艇、男子クォドルプル2艇、女子舵手つきフォア1艇、男子フォア1艇、男子舵手つきフォア2艇、男子エイト1艇の計18艇が出場。東野(スポ3)・三苫(社2)ペア、女子舵手つきフォアがともに準優勝、男子ダブルスカル、男子舵手つきフォアがともに3位入賞など好成績を残した。

賞状とメダルを獲得する(左から)西岡(社4)阿部(スポ1)

「2人で練習できたのは5回のみだった」(東野)。大会前に体調を崩し、満足のいくような練習ができないなかで大会に臨んだ。初日の2本のレースを基に2日目の組み合わせが決まる今大会。予選では8:20.74と種目首位で通過し、A決勝に進んだ。

 迎えた決勝戦。予選で課題として挙げていた真っ直ぐ漕ぐという修正点を意識してレースは始まった。開始とともに先陣を切ったのはTEAM TAIWAN B。その後を追うように木村漕艇集団、同志社が並んだ。徐々にTEAM TAIWAN Aが同志社に迫るも、追い抜かれまいと懸命に漕ぎ進める。500㍍地点までTEAM TAIWAN Bが圧倒的な速さを見せ、他のチームを凌駕した。しかし1000㍍を目前に木村漕艇集団、同志社、TEAM TAIWAN Aがペースを上げ、同志社が1位に躍り出る。しばらく首位をキープしていたが、ラストスパートをかけたのはTEAM TAIWAN A。そのまま2位・3位を引き離しゴールした。惜しくも1位を逃したが準優勝に輝いた。

 女子舵手つきフォアには高垣(神3)、小林(同女2)、堀内(スポ2)、牧(政策2)、藪田(政策2)が出場。冬季の辛い練習の成果を出し切ること目標にレースに挑んだ。今大会で女子舵手つきフォアに出場したのは立命大と同志社の2チームのみ。予選では8:54.27のタイムを記録し、立命大との約30秒ほどであった。

準優勝した女子舵手つきフォア

 タイムを縮め、良い結果を残したい女子舵手つきフォア。スタートの合図と同時に違う種目である女子舵手つきクォドルプルのデンソーオルカリスを含む3艇が飛び出した。ターゲットタイムの7分40秒に対して初日の予選は8分54秒。「1、2本目よりは絶対にいいレースになる」(高垣)と信じ決勝戦に進んだ。500㍍地点までは立命大に引き離されないよう喰らいつき、約10秒遅れで通過する。その後は順位が変動することはなかったがレートを落とすことなく漕ぎ進めた。目標タイムには届かなかったが結果は8:03.03。確実に記録を伸ばし準優勝を獲得した。

喜びを噛み締める男子エイトの選手たち

 厳しい冬練を乗り越え、計18艇で挑んだ西日本選手権。各々課題は残るものの、新体制での初となった今大会は実りの多いものであった。次に迫る大会は来月の第76回朝日レガッタ。残された時間はわずかであるが分析と修正を重ね、同志社ボート部の名を轟かせろ。(元永侑里)

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