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【ボート部】関西選手権で4種目入賞!

7月2日・3日、2022年度関西選手権大会が大阪府立漕艇センターで行われた。同志社は男子エイトが昨年に続き2連覇を達成。4種目で入賞を飾り、圧倒的な強さを見せつけた。

女子シングルスカルでは谷本(スポ4)が2位を獲得し、準決勝へと進んだ。一方、予選2組で3位となり惜しくも敗退となり、敗者復活戦に回った内田。しかし敗者復活では一位を獲得し、見事準決勝進出を決めた。

漕ぎ進める内田

そして女子ダブルスカルに出場した清水(社2)・児島(スポ1)ペア。「思ったより自分達のレースができた」(児島)。初の大きな試合ということもあり、重圧がのしかかる中、息の合ったストロークで見事予選を一位で通過。準決勝へと進んだ。

さらに男子舵手なしフォアも好成績を収めた。対戦相手の実力が分からない中、遅れをとることがないよう、スタートから全力を出すレースプランを選択。「終始主導権を握って、勝利を収めることができた」(神垣・経4)。レースプラン通り、先頭を走り続け、決勝への進出を決めた。

男子舵手なしフォア

また、男子舵手なしペアA・Bは共に接触により除外処分となり、翌日の敗者復活へと回ることになり、結果は3日へと持ち越しとなった。

男子舵手付きフォアはA・Bともにそれぞれ予選を2位で通過。共に準決勝へと駒を進めた。

男子舵手付きフォアの選手たち

そしてラストを飾ったのは男子エイト。昨年関西王者となった同志社は2連覇をかけて挑んだ。京大相手に瀬田川で敗北を経験したということもあり、緊張感が漂った。しかし、昨年の関西王者の余裕を持ち、息の合ったストロークで見事一位を獲得。決勝への進出を決めた。

決勝に進んだ男子エイト

【その他結果】

・男子シングルスカル・同志社B(多田・商2) 09’02’85

・男子シングルスカル・同志社D前田(文情3)09’20’93

・男子クォドブル 

S:高木(神4)3:小西(社4)2: 上畠(文4)B:神田(経4)07’55’83

S:高木(法2)3:村崎(商1)2:岡部(商4)B:遠藤(スポ4)07’21’17

・男子舵手なしペア 予選

A S:寺井(商1)B:髙島(経2) 08’29’55

B S:中村(文情3)B:青木(法2)08’49’58

2日目は決勝7レースを含む14レースに出場。

 一般男子ペア決勝は中村(文情3)、青木(法2)ペアが終盤まで名古屋大と2位を争う展開。ラスト500mから始まったスパート合戦をゴール直前で制し、0.57秒の小差、同志社の2位入賞で決着した。

 前日の競漕除外でこの日は敗者復活からのスタートだったが、「どん底から這い上がっていけた」(青木)と語るように、圧巻の修正力を見せつけた。

 一般女子ダブルスカル決勝には清水(社2)・児島(スポ1)ペアが出場。練習がうまくいかない中でも両選手は持てる力を発揮し、序盤から3位をキープ。課題と語る中盤以降も後続との差を広げ続け、3位入賞を果たした。レース後、今大会が大学初レースとなった児島は「不安だったが自信もつき、これから課題を改善して頑張りたい」と今後への決意を口にした。

一般女子ダブルスカル3位入賞を果たした清水・児島ペア

 続いて行われた一般男子フォア決勝は予選トップ通過の勢いをそのままに積極的なレースを展開する。序盤から先頭に立つとラスト500mでもう一段ギアを上げ、2位に16秒3差の圧勝。クルーリーダーの神垣(経4)は「簡単ではない過程を乗り越えて掴んだ勝利なので、今日は手放しで喜びたいと思う」と喜びを噛み締め、次は全国制覇に照準を定める。

ガッツポーズを見せる一般男子フォアの選手たち

 最終種目となった一般男子エイトは2連覇がかかる種目。それでもクルーリーダーの岡本(法4)は「あんまり考えてなかった」と後に語るように目の前のレースに集中していた。決勝は序盤、同志社を含めた4艇が競る形で進む。1000m過ぎで「レースプラン通り」(岡本)と語るように抜け出しに成功すると、そのまま1着でゴール。堂々の2連覇を成し遂げ、クルーたちは声をあげた。

二連覇を達成し、喜ぶ男子エイトの選手たち

 全レース終了後、岡本は「『未経験から日本一を目指せる』というところでこのボート部に入っている。最後は日本一を獲ってボート部生活にピリオドを打ちたい」と今後の目標を語った。課題とする細かな技術面を修正し、およそ2ヶ月後に迫った大舞台での頂点を目指す。(柴田菜々子・林快人)

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