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【ボート部】加古川レガッタで男子ペアが優勝果たす

 11月4〜6日に加古川市立漕艇センター(兵庫県)にて第33回加古川レガッタ(関西学生秋季選手権)が行われた。若手メンバー主体で挑んだ同志社は男子ペアで優勝を果たし、新人男子舵手付きフォアは総合6位、新人女子舵手付きクォドルプルで総合7位に終わった。

表彰を受ける左・髙島(経2)、右・福味(心理2)

 予選から好調の福味、髙島の男子ペア。息の合ったストロークで07:38.73を記録し、1位で決勝へと駒を進めた。迎えた決勝。「油断のできない相手がいたので緊張して臨んだ」(福味)。序盤からスピードを上げ、周りを圧倒。1000㍍地点では2位と5秒以上の差を離して通過した。勢いに乗り、さらにギアを上げると相手を寄せ付けない圧巻のこぎを披露し、07:37.80でフィニッシュ。1位の栄冠をつかみ取った。「日々の優勝からつかみ取った優勝」(髙島)。シーズン最終戦で結果が出たことに思わず表情が緩んだ。

 一方、新人男子舵手付きフォアは前日の準決勝で敗れ、最終日は順位決定戦に挑んだ。レースは序盤から大公大に差を付けられ、広大Aとの勝負に。1000㍍地点では0.39秒差で遅れをとったが、後半で逆転に成功。僅差ながらも先にゴールし、総合6位で今大会を終えた。「前日負けた広島大学Aに勝てたのがよかった」(鈴木)と1度敗れた相手へのリベンジを果たし、賞状を獲得。来季以降につながるレースとなった。

C:鈴木(商1)、S:岡本(商1)、3:西岡(社1)、2:中塚(商1)、B:村崎(商1)

 新人女子舵手付きクォドルプルも同じく順位決定戦に回った。「スタートから出たい」(内田)とプラン通りにスタートダッシュに成功。しかし、そこで激しくエネルギーを消費してしまう。中盤から後半にかけて徐々に失速。他大学に逆転を許し、総合7位でフィニッシュした。今回初めて女子艇に乗ったCOX開髙は「色々考えている選手が多く、コミュニケーションが取りやすかった」と語り、将来性を感じさせた。

手前からC:開髙(政策2)、S:内田(スポ3)、3:道玄(商1)、2:松山(法1)、B:児嶋(スポ1)

 ボート部は今大会でシーズンが終了。冬の間に多くの課題を潰し、レベルアップすることがインカレで好成績を残すことにつながる。今季は男子エイトが関西連覇に全国準優勝と多くの功績を残した。よき伝統を次世代へ。新たな戦力が新時代を切り拓く。(文責:丸山潤一郎、待鳥桜子・撮影:林快人、柴田菜々子)

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