第63回関西学生秋季リーグ戦
11月17日、ラウンドワン京都河原町店において第63回関西学生秋季リーグ戦7・8週目が行われた。男子部は佛教大、女子は近大、佛教大と対戦する。男子部、女子部ともに1ゲームを落とす形となったが、勝ち点は獲得し最終週に優勝の望みをつなげた。
男子部は斉藤(スポ4)、田中(理工4)、岡田(スポ3)、熊(スポ2)、菅原(商2)が出場。第1ゲームから苦しい展開が続いた。5人中3人が200ピン超えのスコアを出すことができず、72ピン差でゲームを奪われる。「調子は悪くなかったけれど、振り切れなかったことと、自信が持てなかったことがいけなかった」(斉藤)と反省点を挙げた。勝ち点獲得には絶対に負けられない第2ゲーム。ストライクが続かず点数が伸び悩んだが、全員が健闘を見せると、トータルスコア997ピンで勝利をつかみ取った。第3ゲーム、相手と均衡した試合を繰り広げると最終投球まで勝負の行方が分からない状況に。最終投球をストライクで終えると、わずか11点差で勝利する。2−1で勝ち点を獲得し、安堵の表情を浮かべた。
続く8週目は、7週目時点で4位についていた佛教大との対戦。序盤からストライクやスペアで着実にスコアを伸ばすと、トータルスコア1111ピンで第1ゲームを制した。第2ゲームは全員が200ピン超えをたたき出す好プレーを見せ、100ピン以上の差をつけて勝利。「スペアでカバーして、200点に近いスコアを出せるように意識していたので、結果に出て良かった」(菅原)。第3ゲーム、点数が伸び悩んでしまい、トータルスコアが900ピン台に留まる。佛教大に合計得点で上回られたため、2週連続で2−1という結果になった。
女子部は戸塚(商2)、渡辺(スポ1)が出場した。1試合目は近大との一戦。春季リーグ戦では3度も完勝を果たした相手だ。第1ゲームは戸塚が193ピン、渡辺が218ピントータル411ピンと好調な滑り出しを見せ勝利。続く2ゲーム目は会場であるラウンドワン京都河原町店特有のレーン変化に対応しきれず、18ピン差でこのゲームを奪われた。第3ゲームは調子を取り戻し、2人ともが200ピン超えの好スコアでこのゲームを奪取。セットカウント2―1で近大戦を制した。
2試合目は5週目に3-0で勝ち点を獲得した佛教大との対決。第1ゲームから好投球を見せ、トータルスコア390ピンでこのゲームを奪った。続く第2ゲーム、渡辺が9連続ストライクで279ピンの高得点をマーク。「初めての300点が出せるかなって思ったんですけどまだ甘かった。」(渡辺)と自身の投球を評価。合計504ピンで佛教大に約200ピンの大差をつけて勝利した。迎えた第3ゲームは、勢いそのままゲームを奪い取りたかったが、戸塚のスコアが落ち込み、惜しくもこのゲームを落とす。しかし2―1で勝ち点を獲得し、この時点で女子部の優勝が確定した。
男子部は難しい戦いの中、勝ち点を獲得し暫定1位で秋季リーグ戦最終週に臨む。女子部は優勝が決定しているものの、渡辺は「次回はもっと個人でもいい点数が出せるようにとチームで全部勝てるように頑張りたい」と個人での好投球を目指す。「今回はちょっと苦しい展開が多かったので、最後は全部6ゲーム勝って笑顔で終わりたい」(斉藤)。4年生のリーグ戦も残すはあと2週。その目にはアベック優勝も見えている。最終週で全勝を達成し、春に続く絶対王者となれ。(沼野涼音、堀早槻)