第63回関西学生秋季リーグ戦
11月24日、MKボウル上賀茂(京都府)において第63回関西学生秋季リーグ戦9・10週目が行われた。女子は2週とも京産大と対戦。序盤から好投球を見せ、1週目の第1ゲームで渡辺(スポ1)がパーフェクトゲームを達成した。その後も勢いはとまらず、2試合を連取。リーグ全体を通して全勝で優勝を果たし、3季連続で関西王者となった。
先週時点で優勝が確定していた女子部は舘(同女4)、渡辺が出場。1試合目は京産大との対戦となった。今季第6週では1ゲームを奪われ、惜しくも完勝とはならなかった相手である。渡辺が第1ゲームから会場を沸かせる投球を見せた。全てのフレームでストライクをマークし、自身初のパーフェクトゲームを達成。観客から賞賛の声が多く上がった。「とても緊張したんですけど、今までどう頑張っても全然出なかった300がついに出てまだ実感がわかない」(渡辺)。先週も9連続ストライクをマークし、パーフェクトゲーム達成も見えていたが惜しくも達成とはならなかった。「300点達成のための練習はしていなかったが、今回はほんとに1投1投集中しながら投げることができた」(渡辺)と自身の投球を高く評価。舘の136ピンも加えトータル436ピンで快勝した。第2、第3ゲームも渡辺の勢いはとまらずそれぞれ246ピン、268ピンと高スコアを連続マーク。どちらのゲームも合計スコアで京産大に100ピン以上の差をつけて3-0で勝ち点を獲得した。
続く2試合目も京産大との対決。第1ゲームは渡辺が248ピン、舘が175ピンの合計423ピンで京産大の合計289ピンを大きく上回り、このゲームを制した。第2ゲームも同志社の勢いはとまらない。1試合目はスコアが伸び悩んでいた舘が調子をあげ223ピンの好スコアをマーク。渡辺の269ピンも合わせてトータル492ピンでこのゲームも奪取。迎えた第3ゲームも2人ともが好投球を見せ、合計436ピンで第3ゲームも奪い取り、1試合目につづき3-0でこの試合も完全勝利を果たした。
今季リーグの試合を全勝で終え、最高の形でリーグ戦が終幕。「狙うは4年間を通して全ての春と秋リーグ戦で優勝すること。1年生の時に2回優勝できたっていうのはうれしいですけど、この先4年間ある中ではまだ最初の2回なので、これからも頑張りたい」(渡辺)とうれしさをあらわにする一方で、来季からの優勝も誓った。そして、チームハイアベレージ、チームハイシリーズ、チームハイゲームを全て独占。加えて渡辺は春に続き3冠を受賞し、12月に控える全日本大学選手権へと弾みをつけた。「3連覇がかかってる大会ではあるので絶対に優勝して、ずっと連覇できるようないい出だしを切りたい」(渡辺)。春に続く連覇で軌道に乗ったボウリング部は団体戦の最終決戦である全日本大学選手権へと挑む。今季リーグで成長した部分を武器に、3年連続となる全国制覇を成し遂げろ。(堀早槻)