第63回関西学生秋季リーグ戦
11月24日、MKボウル上賀茂(京都府)において第63回関西学生秋季リーグ戦9・10週目が行われた。男子部は京大、京産大と対戦する。京大戦では高得点を連発すると、ストレート勝ちを収め優勝が確定。しかし、京産大戦を僅差で敗れてしまい勝ち点を奪われる。完全優勝とはならなかったが、4季連続で王者に輝いた。
男子部は斉藤(スポ4)、岡田(スポ3)、松本(商3)、熊(スポ2)、菅原(商2)が出場。12月に行われる全日本大学選手権に出場するメンバーで臨んだ。1試合目の京大戦、斉藤と松本が257ピンの高得点を記録。また、菅原が全フレームにストライクのマークを並べ、パーフェクトゲームを達成した。「久しぶりにパーフェクトゲームを出せたのでうれしかった」(菅原)。女子部の渡辺(スポ1)につづき、同志社勢が圧巻の投球を見せた。第2ゲームも5人中4人が200ピン超えのスコアを出し、トータルスコア1107ピンで勝利。第3ゲームは熊が合計10度のストライクを決め、269ピンをマークした。トータルスコアでも京大に上回ったため3―0で完勝。この時点で同志社の優勝が決定する。「優勝することが最大の目標だったので、応援してくれた人たちに優勝したことを報告できる」(斉藤)と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
最終戦は京産大との試合。最初は順調な滑り出しを見せていたが、ストライクやスペアのマークを並べ続けることができない。惜しくも29ピン差でゲームを奪われた。第2ゲーム、熊のスコアが伸び悩んでしまい、トータルスコア973ピンで敗北。昨年の春季リーグ戦ぶりに、京産大に勝ち点を奪われた。最終ゲームは5人中4人が200ピン超えのスコアをたたき出したが、トータルスコアでは京産大に敗れてしまう。0―3で有終の美を飾ることはできなかった。
最終週で悔しい結果となったが、彼らが見据えている先は全日本大学選手権だ。昨年は最終ゲームで逆転され、大粒の涙を流した。「目標は優勝すること。ナショナルチームの3人が高得点を出し続け、チームの士気を下げないようにしたい」(斉藤)、「個人個人はレベルが高い人が集まっているので、あとはチーム一丸で切磋琢磨していきたい」(菅原)と意気込みは十分だ。残り2週間で練習を重ね、今年こそは表彰台の上で笑顔を見せる。(沼野涼音)