第64回関西学生秋季リーグ戦
10月26日に第64回関西秋季リーグ5•6週目が行われた。ステーションボウル新田辺(京都府)で開催された女子部では、石本(スポ4)、渡辺(スポ2)が出場。男子部は泉大津フタバボウル(大阪府)で開催され、松本(商4)、岡田(スポ4)、熊(スポ3)、菅原(商3)、渡邉(スポ1)の5名が出場した。「気合いを入れて、ミスのないように投げようと思った」(渡邉)。女子部は京産大と対戦し、男女共に勝ち点を獲得した。
女子部は2試合ともに京産大と対戦。5週目1ゲームでは、石本が5本連続ストライクを獲得し224ピン、渡辺も205ピンと快投を見せた。しかし、相手選手が計10本のストライクを決め、同志社の429ピンに対し、446ピンを記録。惜しくもゲームを奪われた。続く第2ゲームでは、祈るようにボールの行方を見守る場面も見られた。渡辺が204ピン、石本が249ピンをマークし、ゲームを奪い返す。勝敗を分ける第3ゲーム。渡辺が183ピンと少し調子を落とすも、石本が212ピンを獲得する。25ピン差でゲームを制し、2-1で勝利した。

続く第6週。1ゲーム目は石本が174ピンと以前の調子を落とすも、24ピン差でゲームを奪う。第2ゲームでは両選手ともに持ち直し、渡辺が244ピン、石本が258ピンの高スコアをマーク。トータルスコア502ピンを叩き出した。続く第3ゲームはスコアが伸び悩んだが、11ピン差で勝利。3-0で京産大を制した。「後半はスコアが伸びにくかったが、渡辺と念願の500点超のスコアを出せて良かった」(石本)。試合を振り返り、喜びを見せた。

男子部の第1試合目はチームワークが持ち味の京大と対戦。第1ゲーム、渡邉が序盤に点ピンを取りこぼすことが多く、146ピンとスコアが伸びなかった。「序盤から自分を見失い、大きく崩してしまった」(渡邉)。しかし、熊が合計9度のストライクで243ピンと好スタート。岡田も207ピンと好投し、チームをけん引した。相手の雰囲気に呑まれる場面も見られたが、26ピン差でセットを獲得。続く第2ゲームでもスコアが伸びきらず、苦しい時間が続く。渡邉が200ピンと調子を取り戻すも、チーム全体としてはスコアが伸びなかった。しかし、相手も同様に得点を伸ばせず、ゲームを勝ち取る。その後の第3ゲームでは、熊が202ピンと高得点をマークするも、第2ゲームの流れを断ち切れず、200ピンを越えられなかった。その結果、僅か4ピン差でポイントを取られる。前節でも見られた、「チーム全体のスコアが伸び悩むと、流れを掴みきれない」という課題が今節でも影を落としたものの、2-1で勝利を収めた。

続く第2試合は大商大との一戦。球の威力が持ち味で、チーム全員が豪快な投球を見せる。しかし、同志社が第1ゲームから圧巻の投球を披露した。熊が第5フレーム以外全てストライクを叩き出し、266ピンの大好投。「自分のボウリングができ、気持ちよく投げられた」(熊)。岡田は第1フレームから7連ストライク、259ピンを記録。お互いに触発されて、チーム全員が200ピン越えの好投でトータルスコア1232ピンを獲得し、325ピン差をつけて圧倒した。しかし、相手も黙ってはいない。第2ゲームでは大商大がストライクを量産。5人中4人が200ピン以上を記録し、1097ピン同志社も5人中4人が200ピン越えをマークするも、渡邉166ピンと再び調子を崩してしまった。「得点の波が激しかったので、安定感を増したい」(渡邉)と悔しさを滲ませた。1対1までもつれ込んだ第3ゲームでは、第1フレームから両チームがストライクを取り合う展開に。渡邉が序盤から7本連続ストライクを記録する。隣のレーンの相手選手も同じようにストライクを取り続けた。どちらが最終ゲームを制するか緊迫した状況となる中、菅原が合計9度のストライクを決め、265ピンを記録。相手も200ピン越えのハイスコアを獲得するも、同志社がチーム全体で押し切り、大商大を制した。

今週で秋季リーグ戦は折り返しとなる。男女ともに勝ち点を獲得したものの、得点の波が大きい試合となった。「ひとつも点数を落とせないので、しっかりと全勝できるよう練習に励む」(渡邉)。春季リーグ戦に引き続き、優勝目指して突き進め。(尾崎直哉・村田あげは)