
2月14日、キョーイチボウル宇治(京都府)において令和4年度関西学生個人ボウリング選手権大会が開催された。戸塚(商3)が4091ピンで王座を獲得。次いで2位に石本(スポ1)、3位に斉藤(スポ2)、5位に新舎(スポ3)が名を連ね、表彰台を独占した。
大会出場選手は舘(同女2)、岡田(スポ1)、斉藤、田中(理工2)、戸塚、松本(商1)、新舎、石本、吉田(文情2)の9名。
予選は3ゲームシリーズを3回行った。戸塚の1837を筆頭とし、同志社の全選手が上位24位に入り、予選を通過。幸先の良い出だしを見せた。
準決勝は3ゲームシリーズを2回行う。ここでもトップで通過したのは戸塚だ。「いつもよりはスペアミスも少なかった」。落ち着きのある、安定した投球を披露した。

決勝進出を果たしたのは戸塚、斉藤、石本、新舎、岡田、松本、舘の7名だ。この時点で戸塚は15ゲーム2109。2位の斉藤は2089と20ピン差で戸塚を追った。

17ゲーム目を終え、戸塚のスコアは3859。斉藤は3856とし、最終ゲームの開始を目前にして、3ピン差に迫った。そして3位には石本が3847とトップから12ピン差で浮上。「1回のミスも許されない状況だった」(斉藤)。「上だけ見て頑張ろうと思っていました」(石本)。最後まで結果が読めない大混戦となった。
戸塚は最終ゲームに232と打ち上げ、逆転に成功。4091ピンで頂点に君臨した。「諦めそうにもなったけど、気合で頑張って優勝できて良かったです」(戸塚)。2位には石本が4056と65ピン差で続き、3位の表彰台には4045で斉藤がのぼった。さらに、主将の新舎が5位に入賞。また、石本と斉藤がハイゲーム279で表彰された。


関西の舞台で同志社が1位、2位、3位、5位と上位を独占し、圧倒的な強さを見せつけた。2月22日には、同会場において全日本選手権が開催される。「今日の大会の経験と反省を活かして、来週も優勝したい」(戸塚)。「連覇(を目指すこと)ももちろんですし、海外遠征に向けていいアピールができるように、いい成績を残せるように頑張りたい」(斉藤)。「沢山先輩方もいらっしゃるんですけど、気持ちで負けないように頑張っていきたい」(石本)。「地元で行われる全日本大会が最後になるので、なるべくいい順位に行きたい」(新舎)。それぞれの選手が次の大会に懸ける熱い思いを口にした。今大会での反省を活かし、全日本の舞台でも再び頂点を目指す。(撮影・文責:城山歩美)