
2024年度 第77回関西学生ボクシングリーグ戦
6月30日、関西大学千里山キャンパス凱風館ボクシング場(大阪府)にて2024年度 第77回関西学生ボクシングリーグ戦第5週が行われた。同志社は関学大と対戦し、4-5で敗北を喫した。
先月の対芦屋大戦で惜敗し、もう1つも白星を落とせない同志社。「抜かりなく準備をしてきた」(四宮・スポ4)と気合十分で試合に臨んだ。
最初にリングに立ったのはミニマム級の坂本。試合開始から相手に主導権を握られる。攻撃の糸口を見つけるべく第3Rまで戦ったが、流れを変えることはできず0-3{26-30、26-30、26-30}で判定負けとなった。
続くフライ級の松本(文情3)は1R1:46でABD負け、バンタム級の鷲巣(理工3)は3R2:00でRSC負け、フェザー級の芥川(経4)は2R0:52でABD負けの4連敗。関学大から白星を奪うためには、残る5人全員が勝利しなければならない。
ライト級の光永がリングに立った。第1R、序盤から相手との距離を縮め果敢に攻める。しかし接近戦が繰り広げられると、相手の連打に押され主導権を握られた。第2Rも相手の激しい攻撃に手数が出しきれない光永。隙をつくボディーなどで対応するも、相手のペースに飲み込まれる。第3Rも連打を打ち込まれ疲れが見えたが、諦めず手を出し続けた。しかし最後まで優位に立つことは出来ず、0-3{27-30、27-30、27-30}で判定負け。この試合で同志社の敗北が決まった。


関学大の観客席が沸く中、ライトウェルター級の森島がリングに上がった。序盤から鋭いパンチを披露し、実力を見せつける。最後まで主導権を渡さず、3-0{30-27、30-27、30-27}で勝利を収めた。
続いて登場したのは、ウェルター級の山口。「最後は全員勝って終わろう」(山口)。相手との距離感をうまくつかみ、攻撃の主導権を握る。第2Rで2度目のスタンディングダウンを奪うと、レフリーの判断で試合終了。2R 2:39でRSC勝ちを収めた。
続くライトミドル級の四宮、ミドル級の和田(商3)も3-0で判定勝ちを収め試合を終えた。


4-5で関学大に惜敗した同志社。2試合連続の黒星で、優勝の可能性は限りなく低くなった。来週の対大商大戦がリーグ最終戦。「勝ってリーグ戦を締めたい」(山口)。最後まで熱い闘志を燃やし勝利を収め、昨年王者としての意地を見せつけろ。(河場真世)