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【ボクシング部】立命大に白星を挙げ関西優勝を成し遂げた

2025年度 第78回関西学生ボクシングリーグ戦

7月6日、龍谷大学深草キャンパス(京都府)にて2025年度 第78回関西学生ボクシングリーグ戦 第5週が行われた。同志社は立命大と対戦し、7-2で勝利を収めた。

この日は定廣(スポ3)、細川(スポ4)、山口(法4)、森島(文情4)、和田(商4)、吉原(理工2)が不戦勝となったため、坂本(法3)、川島(商1)、川畑(法1)の3人で試合に挑んだ。

関西優勝を掲げた最後の一戦が幕を開けた。初めにリングに上がったのはフライ級の坂本。「前回負けた相手なので、今回は勝つ気持ちで挑んだ」(坂本)。高い実力を持つ選手を相手に序盤から素早いパンチで応戦。1Rでは互角とも言えるほどの戦いを披露し、会場は大きな盛り上がりを見せる。しかし迎えた2Rで立命大の猛攻を受け、2R 1:39でABD負けを喫した。「倒されて負けたので、悔しいところはあるが来年につなげていきたい」と悔し気な表情を見せた坂本だったが、来季に向けての意気込みを語る彼の瞳には確かな闘志が宿っていた。

奮闘した坂本

続くバンダム級の川島は試合開始直後からハイスピードで攻撃を展開。3年生相手にも引けを取らない圧倒的な強さを見せる。その後も勢いを落とすことなく1R 1:13でRSC勝ちを収め、1年生にして今季リーグ戦無敗の記録を成し遂げた。

アドバイスを受ける川島

 最後にリングに上がったのはフェザー級の川畑。1年生で今季リーグ戦2度目の出場を果たした。4年生を相手に果敢に挑むも、立命大の攻撃に押され判定負けとなった。

個人賞を受賞した左から細川、定廣、川島

 この結果、同志社の優勝か否かは大商大と芦屋大の一戦に懸けられた。選手たちが固唾(かたず)を飲んで見守る中、大商大の勝利が決まり勝敗が4勝1敗の同志社と並ぶ。これにより、RSCの数がわずかに大商大を上回っていた同志社が2年ぶり3度目の関西優勝を成し遂げた。「一選手として悔しい気持ちではあるが、チームが優勝できて良かった」(森島)。悲願の王座出場を成し遂げるも、大商大に黒星を挙げた悔しさは未だ選手の心に残っていた。しかし、最優秀賞に定廣、階級賞でもバンダム級で川島、ライトウエルター級で細川が選ばれ個々の技量の高さを顕示。「少しでも勝てるように、個人としてもチームとしても日々の練習から高めていきたい」(定廣)。頂点を極めても歩みを止めることのない王者は、すでに次のリングを見据えている。(三宅希和)

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