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【馬術部】華麗な走行で泉が個人優勝

 5月4.5日の2日間にわたり三木ホースランドパーク(兵庫県)で第58回全関西学生馬術大会、第54回関西学生新人馬術大会が行われた。全関西の個人では池田と寺田が障害飛越で入賞、泉が馬場馬術と障害飛越で個人優勝。チームとしても団体成績3位で新体制の好スタートを切る。新人戦では各選手の健闘が光った。

 初日、Lクラス障害飛越競技Aには同志社から5人がチームで参加した。まず走行を始めたのは主将の宮坂。安定感のある走りで減点0の好調な滑り出しを見せる。しかし続く勝(社3)とルーキーの坂光は障害を1つ落としてしまい減点4。田中(GR3)も減点14と流れを維持することができない。そんな中でも同志社の最終走者となった泉は序盤からミスのない走りで減点0の走行。上位3名の成績により決まるこの種目の団体順位は4位の結果となった。

宮坂(心理3)・BIZザミーラ

 Mクラス障害飛越競技Dには泉が出場。途中までは順調に走っていたが、最後の障害を落としてしまい減点4となる。タイムは出場選手の中で一番早かったが、減点のために個人4位と惜しい結果となった。

 Mクラス障害飛越競技Cは障害の高さが120㌢とジャンプの迫力がある種目。同志社からは部の主力となる坂光、泉、宮坂が参加した。坂光は減点8、宮坂は減点4と次の夏学に向けて課題が見つかった走りとなる。ここでも泉は落ち着きのある走行で1つも障害を落とさず走り終え3位入賞。翌日へはずみをつけた。

坂光(経1)・クリオソファンデクリュエンブレム

 複合馬術競技 [障害飛越(ダービー)]は水の上を走ったり、場外の障害を飛び越えたりする競技である。出場した田中は2反抗により失権してしまい、翌日の馬場馬術へは進出できなかった。

 1日目の新人戦の馬場馬術には7名の選手が出場し、入賞とはならなかったが敢闘を見せた。

    

 2日目は馬場馬術競技Bから始まる。「乗らせてもらった馬がダイナミックな動きをするのが得意なのだったので、そこをいかにうまく見せるかっていうのを意識した」(泉)。出場した泉は緩急をうまくつけながら正確な演技を見せ、2位を突き放す成績で1位に輝いた。

泉(社2)・ゼレナVDL

 次のLクラス障害飛越競技Bには池田と寺田(政策3)が参加。互いに減点0で走り終え、タイムが早かった池田が1位、寺田が5位入賞を果たした。

池田(理工3)・エキゾーストノート

 今大会最も障害の高さが高いMクラス障害飛越競技Bには泉が出場した。8人中一番最後に走行した泉は減点4でジャンプオフへと駒を進める。ジャンプオフには2名が参加。1人目が減点4で走行を終え、迎えた泉・クアドリフォリオペア。「減点 0 で回れたら優勝ってことがもう分かっていたので、まずは減点0と思って走りました」(泉)。華麗に障害を飛んでいき、最後まで集中を切らさず減点0。文句なしの個人優勝を収めた。

泉・クアドリフォリオ
1位のポーズを見せる泉

 2日目の新人戦の障害飛越には5名が出場。上山(政策2)と内波(商2)が減点0でジャンプオフに進むも、障害を1つ落としていまいここも入賞とはならなかった。

    

 2日間の結果より同志社は全関西で団体3位を獲得。主将の宮坂は「結果は去年と比較すると臨む結果にはならなかったけど、今回の試合が次の学生戦につながってほしい」と今大会を振り返った。

 次戦は総合複合と夏学。「(坂光、泉、宮坂の)3 人チームで、できたら上位を狙いたいなと思います」(本田監督)。今大会で露呈した課題を克服し、今後も人馬一体の活躍に期待だ。(栗林真菜)

賞状とトロフィーを持つ部員たち
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