第59回関西学生賞典障害馬術大会、第59回関西学生賞典馬場馬術大会
7月14日、三木ホースランドパーク(兵庫県)で第59回関西学生賞典障害馬術大会、第59回関西学生賞典馬場馬術大会が行われた。泉が障害飛越競技で2位、馬場馬術競技で6位入賞。団体でも2位を獲得した。
まず行われた第1競技学生賞典障害飛越競技。同志社からは坂光、泉、田中が出場した。第1走行で坂光・クリオソファンデクリュエンヴェルデンペアは序盤からテンポよくコースを回る。しかし中盤に障害を1つ落としてしまい減点4。惜しくもジャンプオフに進むことができなかった。続く泉・クアドリフォリオペアは落ち着いた走行を披露し、余裕をもった減点0でジャンプオフへと進んだ。最後は田中・BIZザミーラペア。春学では失権をしていただけに完走したかったが、今大会でも2反抗による失権となった。
4組が勝ち上がったジャンプオフで、泉は3番目に登場した。今般のジャンプオフでは障害を1つ落としてしまっていたことから、安定感を意識し走行。華麗に障害を飛び越えていき、文句なしの減点0で完走した。しかし「心の隙が見えて、回転が大きくいってしまい、ペースもいつもよりゆっくりだったと思う」(泉)と、1位の選手より0.77秒タイムが下回り、惜しくも優勝を逃した。
第2競技学生賞典馬場馬術競技には泉・ゼレナVDLペアが出場した。「馬も人もコンディションを1番上に持ってこられるように練習してきた」(泉)。春学で優勝した経験から、息の合った演技を披露。リズムとスムーズさをキープし、62.667%で6位入賞を果たす。「6位になれてうれしい気持ちもあるけど、もう少し上に行けたのではないかっていう気持ちもある」と、さらなる高みへ意気込んだ。
障害飛越競技でタイム差により2位に終わった泉。「最低目標、最高目標は優勝」(泉)。最高峰の戦いとなる全学で悔しさを晴らすべく、人馬一体となり挑み続ける。(文責:栗林真菜、撮影:沼野涼音)