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【馬術部】秋学で団体準V飾った

第56回関西学生自馬馬術大会

 8月24.25日、三木ホースランドパーク(兵庫県)で第56回関西学生自馬馬術大会が行われた。総勢17名が出場し、馬場馬術とジムカーナ、障害飛越でそれぞれ3組が入賞する活躍を見せた。

 1日目は馬場馬術とジムカーナが行われた。

 第1競技馬場馬術競技Cには3組が出場した。3人とも緊張した面持ちで演技を披露。その中で前田(同女3)が健闘を見せるも、入賞まで0.128%の差で歩届かなかった。

 第2競技馬場馬術競技Aには寺田・シェズ•ノアペアが出場した。今回の第3課目Aには春学と総合複合でも参加。「同じミスを絶対繰り返さないように意識した」(寺田)。前の試合から修正した息の合った演技で64.375%を記録し、1位に輝いた。その結果、11月に行われる全学への出場権利を獲得。「初めての全学で最後の全学になるので優勝したいと思います」と引退試合となる大会に向けて決意を示した。

演技をする寺田(政策4)・シェズ•ノアペア

 第3競技馬場馬術競技Bにはオープン参加の選手を除いて若原・エキゾーストノートペアが出場。落ち着いた演技を披露し、61.316%で準優勝を果たした。「乗っている馬が年寄りで思うように練習ができずに不安だったけど、怪我無く終われてよかった」(若原)。下乗りしてくれた先輩の協力の甲斐もあり、2位の表彰台に登った。

エキゾーストノートを称える若原(法2)

 第4競技馬場馬術競技Dには泉・ゼレナVDLペアが出場。「もともと(ゼレナVDL)が障害馬で、私も馬場を専門としているわけではないんですけど、挑戦者として臨みました」(泉)。この日最も難易度の高い第5課目Aで正確な演技を見せ、62.284%で優勝。「今までで1番いい演技をできるように頑張りたい」と全学に向け意気込んだ。

ステップを踏む泉(社3)・ゼレナVDLペア

 第5競技ジムカーナ競技には新入生5人がデビュー戦として出場。初心者を対象にした競技で、飛んだり走ったりはせず、規定タイムに最も近い人が1位になるといった内容だ。また先輩が指導者として人馬と一緒に走行する。1秒の差により順位が大きく変わるハイレベルな戦いで、酒井(心理1)・ゾディアックペアが誤差1.10秒、柳内(文情1)・エキゾーストノートペアが誤差0.45秒、永木・ゼレナVDLペアが誤差0.36秒。その結果永木が3位、柳内が6位、酒井9位で入賞した。「先輩のおかげもあって、初めてでいい成績を残すことができてよかった」(永木)。伸び代しかない1年生たちの活躍にこれからも期待だ。

喜びを見せる永木(法1)・ゼレナVDLペア

 2日目は障害飛越が行われた。

 まず初めの競技は第6競技障害飛越競技B L-A。「エキの状態もすごい良くて、エキに助けられました」(若原)。参加した若原・エキゾーストノートペアは減点0タイム65.08で馬場馬術同様2位入賞。勝(社4)・ルールプロスパーペアも4位を獲得した。

障害を飛ぶ若原・エキゾーストノートペア

 第7競技障害飛越競技A M-Dでは寺田・シェズ•ノアペアが落馬により失権。続く宮坂(心理4)・ガロンヌペアは減点12タイム65.05で完走し、4位入賞を果たした。

 第8競技障害飛越競技D M-Cには田中(GR4)・BIZザミーラペアが参加した。この日最も高い130㌢の障害に挑戦するも3反抗により失権。悔いの残る走行となった。

 この大会最後の第9競技障害飛越競技C L-Cにはオープン参加を除き3名が出場。しかし2人が落馬により失権、1人は3反抗により失権となり入賞者は出なかった。

 以上2日間の結果より、合計得点34.5で団体準優勝を飾った。次戦は東京の馬事公苑で行われる全学。東京五輪で使用された夢の舞台で、1年を最高の結果で締めくくれ。(栗林真菜)

賞状とリボンを持つ選手たち
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