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【馬術部】馬場馬術で寺田が3位入賞

全日本学生馬術大会2024

 10月30日~11月4日にかけて全日本学生馬術大会2024が行われた。関西の大会を勝ち上がってきた選手たちが参加する今大会で、同志社からは5名が出場。その中で寺田が馬場馬術で3位入賞を果たした。

 今大会最初はMD障害馬術競技大会が行われた。「4年間たくさんの人にお世話になったので誇れるように、成績もそうですけど完走しようと思って走行しました」(田中)。障害の高さが110㌢のこの種目に出場したのは4年生の宮坂と田中。まず宮坂が走行を始めた。力強い跳躍を見せるも何度か落下があり、減点23タイム32.57。田中は落ち着いた走りで、減点19タイム32.00を記録した。大学生活最後の走行を終えた2人。「挑戦し続ける姿勢を保ってほしいし、それに負けなかった自分を褒め称えてほしい」(田中)。「そこまでの過程は大変だけど、こういう舞台に立てるとワクワクするし、ぜひここを目指してほしい」(宮坂)と次世代の活躍にエールを送った。

宮坂(心理4)・ガロンヌペア
田中(GR4)・BIZザミーラペア

 続いて第74回全日本学生賞典障害馬術競技大会が行われ、坂光と泉が出場した。坂光・クリオソファンデグリュエンヴェルデンペアは1落下があったものの安定した走行で完走。ところが「馬体のチェックの時に口角が切れてて血が出てしまっていた」(坂光)と意図しない失権となる。「今回悔しい思いをした分、今後の大会で成績を残していきたい」(坂光)と逆襲を誓った。2人目の泉は昨年の雪辱を果たすべく、今大会に臨んだ。今年もジャンプオフへ進むと思われていたが、第一走行の第5障害でまさかの落下。「右目を火傷してしまってほとんど視力がない状態。そこでヘルニアも悪化してしまって万全の状態ではなかった」(泉)。翌日の第二走行も減点4と悔いの残る結果となった。「1からコミュニケーションを取って信頼関係を作っていきたい」(泉)と、来年もに向けてクアドリフォリオとの再出発を宣言した。

坂光(経2)・クリオソファンデクリュエンヴェルデンペア
泉(社4)・クアドリフォリオペア

 次に第3課目A馬場馬術競技大会に寺田が出場。「最後はいろんな人への感謝の気持ちを胸に楽しんだ」(寺田)。ラストイヤー初めての全学出場を果たし、大舞台でも悠々たる演技を披露する。その結果、得点率58.819%で3位入賞。「自分の納得のいく演技ができなかったので難しさを痛感した」(寺田)。優勝を目指していただけに最高の結果ではなかったものの、表彰台にのぼり笑顔で大学最後の大会を終えた。

寺田・シェズ•ノアペア

 同志社が出場する最後の競技は第74回全日本学生賞典障害馬術競技大会。前日の障害飛越競技にも参加した泉が出場した。ダイナミックな演技で得点率 59.408%。「同じ技でいつも点を落としてしまうから、完璧にできるまで馬とコミュニケーションを取りながら練習していきたい」(泉)。惜しくも60%を超えることができず、決勝進出を逃した。

 入賞者が1名にとどまった今大会。「悔いのないよう全力で努力するのみ」(泉)。来年も全国の地で人馬一体を体現し、同志社の名を全国にとどろかせろ。(栗林真菜、金井莉子)

監督を囲む部員たち
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