フェンシング部
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【フェンシング部】悔しくも5位で終幕、次戦へ繋ぐ

   5月12、13日、滋賀県立体育館にて令和5年度関西学生フェンシングリーグ戦・エペが行われた。結果は男子チーム、女子チームともに5位に終わった。

 フルーレ、サーブルとは違い、全身が有効面で同時突きでも点数に加算されるエペ。敵との距離を的確に感じ取り、より正確な攻撃が必要とされる。

 男子チーム1日目。初戦は関学との対戦だ。第1セット目の西村(商3)が5-2で勝利し、そのまま流れを我が物にした。連続ポイントを重ね、順調にリードを積み上げる。最後は古橋(スポ4)が45点目を奪い、45-29で勝利を果たした。続くは立命戦。古橋、西村、角岡(文情2)、税所(商2)が出場。1人1人が敵の攻撃を見切り、点差を開いていく。「元々相手は強いと知っていたので入念に作戦を立てて挑んだ。その作戦が見事にマッチしたのと、後輩達が頑張ってくれたことで勝利を果たせた」(古橋)。3戦目は朝日大との対戦。このまま勝ち切って1日目を終えたいところだが、序盤からリードを許してしまい、そのまま32-45で敗北を喫した。

攻める西村

 2日目第1試合は京産戦。第1セット目は時間を有効に使い同点に抑えることに成功した。しかし第2セットは僅かな差で逆転を許し、1点差(9-10)。そのまま徐々に点差をつけられ、必死に追いつこうと奮闘するものの、なかなか逆転には至らなかった。先にマッチポイントに到達したのは悔しくも京産大。41-45で無念の黒星をあげた。次は愛工大との対戦。先制点を奪い5-3で第2セットへとバトンをつないだ。しかし、相手の攻撃を読み切れず、10-10と同点に追いつかれる。気づけば大きくリードを許してしまい、29-45で敗北した。エースの古橋は「どれだけつらい状況でも声を出し合って仲間を励まし、信頼しあえた。勝った負けた関係なく、ずっとチーム一丸となって戦えた。」と試合を振り返った。

喜びを爆発させる古橋

 女子チーム1日目の初戦は中京大との激戦が繰り広げられた。序盤はエペの強豪校である中京大に果敢に立ち向かい、互いに激しい攻防を展開した結果、同点に抑えた(8-8)。しかし、徐々にリードを築かれ25-45で敗北した。続く龍大戦では、同志社のペースで試合を進め、45-29で見事なまでの圧勝を収めた。1日目最後の対戦相手は立命大。第1セット目、相手のペースに飲まれ点を奪うことができず苦しい展開となったが、唯一のエペ人である松本(商2)が9点を奪い、9-10へと点差を縮めた。しかし、その後はなかなか相手の隙をつくことができず苦戦を強いられ34-45で敗北。

試合を終えた西脇(文2)

 2日目第1試合は関学大との対戦。序盤から関学大が勢いを増し続け、なかなか点差を縮めることが出来ずにいた。そのまま26-45で敗北。リーグ戦最後は朝日大との対戦。第1セット目は先制を許したものの、巧みな時間管理によって点差を最小限に抑え、エースの松本へ。的確に相手の攻撃を読み、5連続ポイントを奪い逆転(7-6)。その後の西脇、北山(経2)、宮下(社4)も奮闘し、激闘を繰り返した(23-24)。2点リードを許している状況(37-39)で迎えた第9セット目。先制点を奪われ37-40。互いに一矢報いるべく睨み合いながら、制限時間終了時には41-41と同点だった。勝敗は追加タイム1分間に託された。敵をエンドラインに追い込んで低い位置から攻撃を仕掛けた松本だったが、敵は上から松本の胴体を突き、45点目を奪った。「みんなの力で最後に繋げてくれたから、とても感謝している。しかし、最後1勝負で負けたのは勝てたからこそ悔しい」(松本)。粘り強い戦いを見せた同志社だったが、惜しくも朝日大に敗北を喫した。

45点目の瞬間(左・松本)

 男女ともに最後まで食らいつき、悔しくも5位という結果に終わった同志社。「次のカンカレまで時間があるので反省点を改善しながら個人の競技力を上げ、チーム一丸となって頑張っていきたい」(古橋)。10月に控えるカンカレに向けて悔しさを胸に日々鍛錬に励み、勝利へと突き進め。(平沼栞)

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