5月13日から2日間にかけ、第71回関西学生フェンシングリーグ戦・エペが滋賀県立体育館にて行われた。
男子はエペ準優勝の結果を残し、3種目の結果から7年ぶりの総合優勝を果たした。女子はエペ6位、総合5位の成績を残す。新人戦には、松本(商1)が出場し、優勝を収めた。
1日目、1戦目は立大との対戦。40-40と同点で終わり、延長戦へと突入。緊張の瞬間、相手に1本を取られ惜しくも敗北が決まった。続く、関大との勝負。常に先制をとり、安定した実力を見せつけた。危なげなく、45-37で勝利を収めた。
本試合で拍車がかかった戦いを見せたのは朝日大との一戦だ。序盤は先制を取るも、途中同点にまで追い付かれ、点数は開いていく。残り1分の所、3点の差があったが追い上げをみせ41-41で再び延長戦にもつれ込む。最後の一本勝負で激闘を制したのは同志社。42-41で試合終了。
2日目、1戦目は関学との対戦。最後まで気を許す事なく確実に点を獲得し、37-29で快勝。
最終戦、愛工大との対戦では、取っては取られての繰り返しを見せた。延長に突入し、44-45で最後の1本を取られて悔しくも敗戦が決まった。何回もの1本勝負を強靭(きょうじん)なメンタルで乗り越えた宮川は「シーソーゲームのような僅差でせってたんですけど、ちゃんと最後僕に回してくれて、それをものに出来なかった事が悔いに残ります」と語った。しかし、準優勝を収め晴れやかな表情を見せた。
女子エペ1戦目は中京大との対戦。29-45で圧倒的な差をつけられ敗戦。
続いた朝日大戦。序盤は先制を取られるも、接戦を繰り広げ24-24と同点にまで追い上げる。終盤、松本が7点をとり、38-36と逆転の展開を見せた。流れを変え、最後に回ってきた伊藤(商4)の活躍により45-43と勝利を収めた。
残った3試合とも接戦ではあったが、中盤で相手の勢いに負かされ点差が開く一方。強豪の関学にも、強気の姿勢で挑むも敗戦。その流れは、変わることなく敗戦が続いた。6位という結果に終わった。
新人戦に出場した松本は、予選を全勝で勝ち抜き、準決勝へ。迎えた1戦目は、10-6で制勝した。決勝戦でも安定した剣捌きを見せ10-6で優勝を果たした。「予選が1位だったので結構プレッシャーを感じていましたが、準決まで無事に勝てて決勝も緊張なくできたかなと思います」。
リーグ戦全試合を終え、男子はエペ準優勝、総合優勝を掴み取った。男子は本大会の成績から3種目とも6月5日に行われる王座決定戦への出場が決まった。全国の大舞台で関西王者としての威厳を見せつけろ。(大久保りんか)