11月18日に全日本学生フェンシング選手権大会が大山崎町体育館にて開催された。4日目は女子エペ団体、男子サーブル団体が出場。女子エペは1回戦敗退、男子サーブルは2回戦敗退という結果に終わった。
女子エペ団体、1試合目に強豪早稲田との戦いが始まった。序盤、敵にリードを許すも相手に動かされる事なく、慎重に駆け引きを行う。時間を有効に使いながら、相手を翻弄(ほんろう)し続け、接戦が繰り広げられた。終盤は、伊藤(商4)の追い上げにより32-30と1歩リードした展開を見せた。最終ターン松本(商1)、焦りを見せる事なく、着実に点を重ねていき同点になり、時間切れで一本勝負へともつれ込む。しかし、自分の思い通りにはいかず最後の一本を取りきれなかった。結果は36-37で、敗北を喫した。松本を筆頭に果敢に戦った同志社。「厳しい相手に同点まで持ち込んで所までは良かったのですが、取りきれなかったのでそこが反省点です。なかなか一本勝負を経験する事がないのでこの経験を活かして頑張りたい」と松本は悔しながらに振り返った。
男子サーブル団体、1戦目は慶應義塾大学との対戦。成田(スポ4)、坪本(心理4)、吉田(心理3)が出場。吉田が先制点を奪うも、取っては取られての繰り返しが続く。中盤に成田が8点を獲得し、流れを自分のものへと変えた。勢いをつけた同志社は最後まで追い上げ45-38で試合終了。2回戦へと駒を進めた。
続く2回戦では、関学大との試合。同志社がリードし、好調の滑り出しで試合は続く。両者とも積極的なプレーで接戦が繰り広げられた。終盤に失点が続き途中5点の差が開くも、冷静さを保ちつつ追い上げを試みる。最終ターン吉田に回り、粘り続け1点差まで縮めるも相手の突きが決まり43-45で敗戦が決まった。
「最後だったので思いっきりというのを意識して、全体的にできてたので良かった」(成田)と最後の試合を振り返った。強豪が集まった今大会で爪痕を残した結果となったに違いない。勢いを止める事なく突き進め。
【大久保りんか】