
第19回西日本学生選手権大会
10月18日、19日に木下カンセーアイスアリーナで第19回西日本学生フィギュアスケート選手権大会が行われた。女子3級には中戸(法1)、吉川(生命3)が、女子5級には中村(商4)が、女子6級には岡本(文4)、嶺川(文情4)、廣冨(法4)が、女子7・8級には前野(商3)、清水(スポ4)、重田(スポ1)、東(文情1)が出場。吉川が7位、中戸が17位、中村が優勝、廣冨が15位、嶺川が21位、岡本が33位、清水が3位、前野が8位、重田が12位、東が13位となり、女子7・8級では団体優勝を果たした。
女子6級からは、2番滑走として岡本が登場。ダブルループで回転不足を取られるなど得点が伸び悩む。39.47点で33位となった。

24番滑走は嶺川。「a million dreams」に合わせ、情感豊かなスケーティングを披露する。演技中盤のダブルサルコ―、ダブルトーループの連続ジャンプを決め、53.48点で21位となった。

27番滑走として廣冨が登場。ヒョウ柄をアクセントにした黒の衣装をまとう。冒頭のダブルアクセルは回転不足を取られるも、しなやかな踊りを見せ58.19点で15位についた。

大会1日目最後に行われた女子3級の部。中戸は1番滑走で登場した。女性ボーカルに乗せてゆったりとステップを踏む。1つ1つのエレメンツを丁寧にこなし、18.46点を獲得。17位となった。

13番滑走の吉川。自身の世界観を存分に表現した。ジャンプを全てノーミスでまとめ上げる。36.35点をマークし、7位入賞を果たした。

大会2日目の最初に行われた女子5級の部。中村は27番滑走で登場した。冒頭のダブルルッツは転倒し、続くフリップも回転が抜ける。しかし、ここから立て直しを見せた。最後までスピードを落とさず、安定感のある滑らかなスケーティングを披露。50.78点を獲得し、優勝を果たした。

女子7・8級の部2日目最後に実施された。同志社のトップバッターは主将の前野。回転不足やエッジエラーを取られたジャンプがいくつかあったものの、転倒することなく着氷させる。白鳥になりきって華麗に氷上を舞い、会場を魅了。演技中は時折笑顔も見せた。「楽しんで滑り切れたのでよかった」(前野)。81.86点をマークし、8位入賞を果たした。

続いて登場した清水。昨年の西日本インカレでも優勝しており、演技に期待が寄せられた。冒頭のコンビネーションジャンプを着氷させるも、続くトリプルサルコ―では回転が抜ける。しかしここから気持ちを切り替え、残りのジャンプを全て成功させた。表情にもこだわり、のびやかにステップを踏み、「オペラ座の怪人」の世界観を披露。「まとまった演技をすることができたので、ブロックから少し成長できたと思う」(清水)。107.61点をマークし、3位に輝いた。

続く10番滑走の重田。トリプルルッツ―ダブルトーループのコンビネーションジャンプを成功させ、高い加点を得る。しかしうまく流れに乗ることができず、ジャンプのミスが相次いだ。それでも最後に意地をみせ、コンビネーションジャンプを着氷。力強くステップを刻み、78.89点を獲得する。12位となった。

11番滑走は東。ゆったりとした音楽乗り、一つ一つのジャンプを丁寧に決める。演技後半、惜しくもトリプルトーループで転倒。それでも残りのジャンプは着氷する曲調ががらりと変わる後半もスピードを落とさず演技を終えた。76.96点をマークし、13位になった。

多くのチームメイトがリンクサイドに駆け付け、大きな応援が選手の力となった。それぞれのカテゴリーで好成績を残した同志社。なかでも女子7・8級では団体で強豪・中京大をかわし、1位に輝いた。今大会の結果を弾みに各々が目標へ向かってまい進する。(文責・若松晏衣、撮影・村田あげは)