第98回日本学生氷上競技選手権大会
1月9日から11日にかけて東京辰巳アイスアリーナで第98回日本学生氷上競技選手権大会が行われた。同志社からは男子3、4級に浅見(理工3)、男子選手権に中村俊(商2)、森本(商1)、小林(スポ4)が出場。中村俊が4位、森本が7位に入賞し、男子選手権の団体では3位に輝いた。
大会2日目に行われた男子3、4級には、浅見が出場した。ダブルルッツを転倒するも、続くダブルサルコウを着氷。会場には応援の声が響き、35.37点で18位となった。
3日目に行われた選手権男子SP(ショートプログラム)。24番滑走で中村俊が登場した。冒頭の4回転トーループは2回転になり、無得点に。それでもトリプルアクセル、後半のトリプルルッツ―トリプルトーループを着氷する。伸びやかで滑らかなスケーティングで65.09点をマーク。「(4回転を決められず)悔しいし、フリーでは絶対に降ります」(中村俊)。5位につけ、フリーでの巻き返しを誓った。

続く25番滑走は森本。ダブルアクセルを決めるも、トリプルルッツで転倒する。しかし、続くトリプルフリップをダブルトーループとのコンビネーションジャンプに変更し、リカバリー。全身を大きく使い力強く氷上を舞った。「フリーでは挽回できるように準備したい」(森本)。55.19点で13位につけた。
最終滑走で登場したのは今大会が最後のインカレとなる小林。「自分のやれることをやろう」(小林)。トリプルフリップ、コンビネーションジャンプを決め、流れをつかむと、最後のダブルアクセルも成功。気持ちのこもったステップでは会場から拍手が湧く。55.75点をマークし、10位につけた。

翌日のFS(フリースケーティング)。12番滑走で森本がリンクに立った。「少しでも挽回できるように最後まで絶対に諦めないという思いで臨んだ」(森本)。前半のジャンプを完璧に決めると、後半もトリプルルッツーダブルアクセル―ダブルトーループ、トリプルフリップ―ダブルトーループなど得点源となるジャンプを成功。音の粒をつかんだステップでは手拍子が湧き、最後はスタンディングオベーションを受けた。大きなミスなくまとめ、シーズンベストの131.78点をマーク。総合得点186.97点で大きく順位を上げ、7位入賞を果たした。

15番滑走で登場した小林。演技前半は思うようにジャンプを決めることができない。それでも後半にコンビネーションジャンプを二本決め、立て直した。11月に構成を変更し、演技終盤に持ってきたというコレオシークエンスでは力強く『オペラ座の怪人』の世界観を表現した。「自分が表現したかったことができたので満足している」(小林)。FSは97.68点で総合得点は155.23点を獲得。17位となり、「緊張はしたが、楽しかった」(小林)と自身のラストインカレを笑顔で振り返った。

SP5位から巻き返しを狙う中村俊。冒頭の大技4回転トーループを鮮やかに決め、大きな歓声が巻き起こった。続くトリプルアクセル―ダブルトーループも着氷し流れに乗る。演技後半にもコンビネーションジャンプを2本成功させた。気迫あふれる演技を披露し、スタンディングオベーションが起こる。中村俊にとって今季苦しんできたフリープログラム。「ずっと苦しんできた中でのフリーだったが、最後まで気持ちを切らさずに滑り切ることができて良かった」(中村俊)。納得のいく演技でFSでは2位となる145.15点をマーク。総合得点210.24点で4位入賞を果たした。
中村俊、森本、小林の結果を受け、選手権男子団体では3位に輝いた。様々な思いが交錯し、各々が成果を得たインカレ。今大会での経験が選手たちの成長のきっかけとなったに違いない。(文責・若松晏衣、撮影・村田あげは)