フィギュアスケート部
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【フィギュアスケート部】満場総立ち。籠谷が魅せた迫真の演技!!

8月13日・14日に滋賀県立アイスアリーナで、げんさんサマーカップ2022選手権女子が行われ、籠谷歩未(商4)が6位入賞を果たした。

6位入賞を果たした籠谷

SPでは小学生の頃からファンだった鈴木明子さんに振り付けを依頼し、挑んだ今試合。新プログラムである「レジェンド・オブ・フォール」を演じた。籠谷の母親が作成したという深みのある赤色の衣装を身に纏い登場。

ワインレッドの衣装を身に纏った籠谷

曲が始まると、力強い眼差しとダイナミックなスケーティングで会場を籠谷の色に染めていく。3ルッツ+3トウループのコンビネーションジャンプを丁寧に着氷させると、徐々にスピードを上げ、逞しいスケーティングでリンクを舞い壮大な世界観を表現。

後半には曲調にあった柔らか且つ気持ちのこもった演技を披露する。深いエッジの効いたスピンでは最高レベルの「レベル4」を獲得。ジャンプでは着氷に乱れが見られたものの、逆回転スピンや緩急のついたスケーティングを見せた。

壮大な世界観を表現した籠谷

高い評価を得たスピンの練習について籠谷は「今シーズンからルール改正になったので、新ルールに照準を合わせて逆回転や回転速度の加速を意識して練習を重ねてきました」と述べた。

緩急ある演技で観客を魅了した籠谷

さらに、SPを自己採点するのであれば、「100点満点中75点です。3+3のコンビネーションジャンプがクリーン判定を頂けたこと、スピンが全てレベル4取れたこと、ステップがレベル3取れたことは収穫です。最後のジャンプで細かなミスをしてしまったこと、練習の時よりスピードに乗れなかったことが反省点で、技が終わってからの繋ぎの精度を上げていくことが今後の課題です」と語った。SPでは56.74点を獲得し、6位でFS進出を決めた。

見事に新SPを演じ切った籠谷

迎えたFS。「前のシーズンも使っていた曲なので、去年より更にレベルアップしたところを観てもらえるよう意識しました」。その言葉通り、次々にジャンプを成功させていく。3フリップ+2ループ+2トウループを着氷すると会場からは割れんばかりの拍手が。籠谷がジャンプを綺麗に着氷させていくごとに徐々に会場のボルテージが上がっていく。

丁寧な演技が印象的だった籠谷

大きくリンクを使ったスケーティング、軽やか且つ華やかな演技にフィニッシュを待ちきれず、観客からは満場総立ちで鳴り止まぬ拍手が起こった。

華麗に氷上を舞う籠谷

試合を振り返り、FSを自己採点すると、「70点です。良かった点は大きなミスなく纏められたことと、スピンが全てレベル4取れたこと、初めて6位入賞できたことです。反省点は、ジャンプでの細かいミスが何回かあったことです」と述べた。

演技終了後、観客に向けてお辞儀をする籠谷

 107.87点を獲得。総得点164.61点を叩き出し見事6位入賞を果たした。

 今後の目標に「自己ベスト更新(170点)を出す。技の1つ1つで加点が貰えるようにすること。1つ1つの試合を大切にして、魂込めて滑ります」と述べた。

満場総立ち、感動を与える演技を見せた籠谷

 籠谷の心のこもった演技は見ている人に勇気と明日への活力を与える。定評のあるスピンや柔らかく美しいスケーティングを次戦でも見せてくれるだろう。今後に期待が高まるばかりだ。(文責:橋本さくら・撮影者:橋本さくら・古川愛)

◯インタビュー

ーーFSで 自分の実力を充分に発揮できた点を教えてください

「予定していたジャンプでコンビネーションが出来なかったので、後半のジャンプでリカバリーできたことです」

ーーFSで自分の実力を発揮できなかった点を教えてください

「3+3のコンビネーションが回転不足になってしまったことです」

ーーFSでセカンドダブルループを決められていたと思うのですが、練習ではどのようなことに意識されていましたか

「練習ではどのジャンプにでもセカンドダブルループをつけて跳べるように心がけています」

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