
2月25・26日にかけて大阪府立臨海スポーツセンターで第22回関西学生フィギュアスケート競技大会が行われ、同志社からは全19人の選手が出場。初・1級男子で松原碩治が準優勝、初・1級女子では小川凜乃が優勝、2級女子では伊東亜彩が8位入賞、そして7・8級女子では籠谷歩未が優勝、藤由妃乃が5位入賞、7・8級男子で本田ルーカス剛史が優勝を果たし、健闘を見せた。
初日の25日は初・1級女子、3・4級女子、2級女子、3・4級男子、5級女子、6級女子、7・8級女子、7・8級男子の9種目が行われた。
最初に行われた初・1級女子には小川、沖田英里、松崎愛歩、後藤花怜の4選手が出場。それぞれが丁寧で伸びやかなスケーティングを披露する中、小川の笑顔溢れるパワフルな演技が際立ち、12.76点で優勝を手にした。





3.4級女子には松井澪、2級女子には伊東が出場。両者曲に合わせた雰囲気の落ち着いたスケーティングを見せ、伊東は引退前最後の試合で8位入賞を果たした。



また、3・4級男子には田中薫が出場。田中も引退前最後の試合となったが、ジャンプを次々と着氷させ1月に行われたインカレからの成長を感じさせた。惜しくも入賞とはならなかったものの、観客、応援席からは大きな歓声が起こった。

試合後半に差し掛かり行われた5級女子には中村茜理、6級女子には早川芙季、岡本花凜が出場した。中村、岡本両選手は1年生ながら落ち着いた堂々のスケーティングを披露。早川は力強いジャンプを着氷させ、勢いのある滑りを見せた。



7・8級女子には最多5選手が出場。大学卒業後も競技を続けることを表明した籠谷はトップバッターながら持ち前の安定感で圧倒し、113.37点で優勝を手にした。

滑走順2番で登場したのは加藤日向子。ジャンプを転倒する場面もあったものの、壮大な曲調に合わせダイナミックな演技を披露した。6番目に登場した泉凜佳はキレのあるステップでフレッシュな魅力を見せた。11番目に登場した藤は代名詞である笑顔で観客席を魅了。リンクを大きく使ったステップやスピンで得点を伸ばし、81.79点で5位につけ入賞を果たした。7・8級女子の同志社勢で最後に登場したのは主将を務める大関凜花。豊かな表情に加え、多彩なステップとスピンで観客を惹きつけた。




1日目最後に行われたのは7・8級男子。滑走順2番で本田が登場した。全日本、インカレなど数々の大舞台で披露してきたフリープログラム「エクソジェネシス」での演技を披露。冒頭の3回転アクセルを成功させると、その後の連続ジャンプも決める。丁寧なスピンやステップでも圧倒し、121.18で優勝を果たした。



2日目の26日は、初・1級男子に伊夫伎健心(文2) 、 松原碩治(文2)の2選手が出場。両選手が丁寧で落ち着いたスケーティングを見せる中、多くのジャンプを成功させ、ノーミスで滑り切った松原が準優勝を果たした。


最後に行われたのは新人戦男子。北村心が出場し、「ルパン三世のテーマ」に合わせキレの良いステップを披露した。

コロナ禍の影響無観客で開催される大会も続いていたが、今大会は有観客開催、また部員が近くで応援でき、部として一丸となり全選手が全力を出し切った大会となった。残り少ないシーズンもそれぞれがレベルアップに励み、次のシーズンへと飛躍する。(藤本知優、古川亜依)