7月9日に吉祥院公園で京都F Aカップ2023年第19回京都女子サッカー選手権大会兼第45回皇后杯全日本女子サッカー選手権京都府大会2回戦が行われた。同志社は京都精華高校と対戦し、2-0で勝利。昨年の雪辱を晴らし、準決勝に駒を進めた。
昨週、皇后杯1回戦目を快勝し勢いに乗る同志社は、前半から積極的なプレーでゴールに迫った。
前半23分、岩井(文情1)がプレスをかけて、トラップミスしたボールを奪うことに成功。空いたサイドに走り出した梅田(スポ1)にパスがわたるも、相手のDFに妨げられクロスをあげることができなかった。同26分、MFからの縦パスが通りピンチを招く。カウンターのリスクマネジメントをしていたDF陣の好ディフェンスにより、クリア。失点の危機を防いだ同志社にも好機が訪れる。梶(スポ3)が前線で相手のパスボールをカットし、ボールを奪うと滋野(理工1)にパス。DF2枚を交わして絶好の位置でシュートを放つもGKに防がれる。同34分にも岩井、滋野、梶、梅田の流れるようなツータッチパスでゴールに迫るも、オフサイド判定。中々先制することができない。試合終了間際、相手のパス回しに翻弄(ほんろう)されディフェンス体制が崩され、ペナルティエリアに侵入されるも若林(文情4)の体を張ったディフェンスが功を奏した。
前半戦は得点の好機はあったが決め切ることができず0-0で終えた。
前半でできていたことの継続を目標に挑んだ後半戦。後半戦が始まってまもなく試合が動いた。後半16分、梶がボールを奪い、滋野がドリブルで前線へ運ぶ。最後は松本(文情2)が細かいタッチを入れながらシュートコースを見つけ、シュート。ボールはゴールネットに吸い込まれ、待望の1点を入れた。
先制点を取ってもなお、同志社の勢いは止まらない。同12分、長谷川(文情4)のスルーパスがチャンスを作った。滋野がドリブルでサイドを突破。中に入ってきた梅田へクロスをあげるも、得点にはならなかった。同19分、CKを獲得した同志社。滋野がこぼれ球を押し込み追加点を入れた。
その後も果敢に攻め続けたが追加点を入れることができず、2-0で勝利を収めた。
昨年の雪辱を晴らし、準決勝に駒を進めた同志社。主将の若林は「厳しい試合にはなると思うが今日みたいに全員でしっかり戦えると勝てると思う」と来週に向けて意気込んでくれた。一戦必勝で目の前の敵を倒し、優勝旗を取りに行く。(文責・駒嶺錬、写真・家村有多)