関西学生女子サッカー2部春季リーグ戦
5月26日に同志社大学京田辺キャンパスサッカーグラウンド場で関西学生女子サッカー2部春季リーグ戦第3節が行われた。同志社は京教大と対戦し、7-0で勝利。柚木崎(スポ3)の先制ゴールを皮切りに得点を量産し、春季リーグ戦初白星を奪った。
前半戦が始まったのも束の間、同志社は積極的にゴールに迫る。前半1分からCKを獲得し、キッカー大山(経1)がファーサイドに蹴り上げた。永野(スポ4)がボールを収めるもシュートが打てず、柚木崎へパス。そのまま柚木崎がゴールへ押し込み、先制点を奪った。試合開始直後に先制ゴールが決まった同志社はここから試合の主導権を握った。同10分、細かいパス回しからボールが滋野(理工2)に渡ると、ドリブルで前線へ。空いたスペースに走り込んでいた梅田(スポ2)へスルーパスが通る。フリーの状態でボールをもらった梅田は、DFをかわしながら空いたコースめがけてシュートを放つ。しかし、相手GKのスーパーセーブが飛び出し追加点を挙げられなかった。それでも攻撃の手を止めない同志社はまたも得点の好機を掴む。同19分、岩井(文情2)から絶妙なロングパスが梅田に通った。ボールをもらった梅田は細かいタッチで相手DFを突き放すと、そのままペナルティエリア内に侵入。全力で振り抜いたボールはゴールネットを揺らし、待望の追加点を入れた。その後もCKのこぼれ球を岩井がミドルシュートで決め、3-0で前半戦を終了。圧倒的な強さを見せつけた。
さらに追加点を加えたい一心で迎えた後半戦。相手MFのトラップミスしたボールを奪うことに成功した梶(政策3)は滋野とのワンツーでゴールに迫るり後半1分にCKを獲得。またも大山がファーサイドに蹴り上げたボールを梶屋(スポ2)が頭で合わせて、4点目を入れた。同28分、DFからのパスが柚木崎に通ると、FWの永野にボールがつながりCKを獲得。これまでアシストを数多く決めてきた大山にもゴールが生まれる。大山が蹴り上げたボールは綺麗な弧を描き直接ゴールネットの中に入り、追加点を挙げた。同36分、40分にも平井(グロ4)、滋野のゴールで点差を離し、7-0の圧勝でリーグ戦初白星を獲得した。
「攻撃の後の切り替えが遅かったことが課題」(西尾・スポ4)と勝利した後でもチームが強くなるために反省点をあげ、次の試合への準備を始めていた。1試合毎に成長を続け、チーム全体で戦ってきた西尾組。個の力だけでなく組織の力で、向かってくる敵を撃破する彼女たちの戦いから目を逸らすな。(文責・写真:駒嶺錬)