
第46回皇后杯全日本女子サッカー選手権京都府大会
7月7日、SBSロジコム吉祥院で京都FAカップ2024年第20回京都女子サッカー選手権大会兼第46回皇后杯全日本女子サッカー選手権京都府大会2回戦が行われた。昨年の大会は、惜しくも3位で終わった同志社。今年はチーム一丸となり優勝を目指して戦った。1回戦はシードで勝ち進み、2回戦の相手は京都精華高校。試合は両者譲らず0-0で引き分けに終わる。会場の都合により、PK戦は後日に行われることになった。14日にアクアパルコ洛西で行われたPK戦。相手の一人目のキックをセーブするも、同志社も1人目と4人目が外して2-4で敗北を喫し、2回戦で大会を去った。

昨年の大会は、惜しくも3位で終わった同志社。今年はチーム一丸となり優勝を目指して戦った。試合は同志社ボールでスタート。「守備がメインとなる試合だと予想していた」(奥井コーチ)。指揮官の言葉通り、前半から押し込まれる展開が続いた。それでも西尾(スポ4)・岩井(文情2)のCBを中心に多くのピンチを乗り切る。すると、前半10分。直近のリーグ戦でも得点を挙げた滋野(理工2)が自ら持ち込みシュートを放つ。しかし、僅かに枠外に逸れ先制点とはならない。その後は両者譲らず、前半を折り返す。

後半は風上に立ったことで試合を有利に展開。幾度も相手ゴールに攻め込むも、得点に結びつけることはできない。後半の中盤にアクシデントが起こる。CKからの競り合いで西尾が負傷。西尾はそのまま1年生の北川(グロ1)と交代し、同志社は残り時間、キャプテンを欠くことになった。直後の22分にはディフェンスの裏を抜け出され、チャンスを作られるも守護神・三橋(社2)のセーブでピンチを乗り切る。その後は互いに攻め手を欠き、タイムアップ。0-0で引き分けに終わり、PK戦での決着が決まることとなった。しかし、会場の都合により、14日に行われることが決まった。

迎えたPK戦。先攻である相手の1本目を三橋が完全に読み切り、セーブ。しかし、その後の梶が止められ、リードすることはできない。2人目、3人目をそれぞれ成功し、京都精華の4人目は惜しくもセーブできず。プレッシャーのかかる場面でルーキーの大山(経1)がスポットに立った。しかし、蹴ったボールは相手キーパーの正面へ飛び、セーブされる。相手の5人目が成功し、2-4で敗北が決定した。


「選手たちは試合を通してよく頑張ってくれた」(奥井コーチ)と顔を上げた。春先では、守備面で多くの課題が見つかるなど問題が山積みだった。しかし、一つ一つの課題を克服しチームとして成長を遂げた。次の目標は、秋季リーグを勝ち進み、1部昇格へ。彼女たちの挑戦はまだまだ続く。(久岡悠斗)