関西学生女子サッカー秋季リーグ 2部
9月15日に同志社大学京田辺キャンパスサッカーグラウンド(京都府)で行われた関西学生女子サッカー秋季リーグ 2部 第2節。同志社は神戸親和大と対戦するも、立て続けに失点を許して2-7と大差をつけられて敗北を喫した。
前半がキックオフ。立ち上がりから一進一退の攻防を見せる。同志社は左サイドの梅田(スポ2)のスピードを活かしながら、攻撃を組み立てていく。一方の相手はクロスを交えながら、人数をかけて攻撃を展開。すると、13分にコーナーキックから頭で合わされて失点を喫する。積極的に攻撃していただけに手痛い先制点を献上してしまった。しかし、相手の勢いは止まらず、19分にもミドルシュートを決められて失点。さらに23分には守護神・三橋(社2)が一度はセーブするも、その後すぐにこぼれ球を詰められて前半だけで3点を献上してしまった。前半のうちに1点を返しておきたい同志社は、この日攻撃をけん引していた梅田がPA内で相手に倒されてPKを獲得することに成功。そのPKをレフティーの松本(文情3)がゴールに左隅に落ち着いて決めて1点を返した。前半はここでタイムアップ。1点を返したことで選手たちには明るい表情が戻った。
後半がスタート。相手の背中を捉えたい同志社だったが3分にカウンターから失点を許してしまう。6分にも相手の放ったシュートはゴールに吸い込まれて1-5と厳しい展開となる。ここで終わりたくないイレブンは右サイドの永野(スポ4)のパスに滋野(理工2)が反応。そのままボールを持ち運び放ったシュートは相手キーパーも反応できず、ゴールへ。「前半はゴールを意識できてなかったので後半はボールを持ったらまずゴールを見よう」(滋野)。積極的な姿勢が功を奏して攻撃の要である2年生が勢いをもたらす2点目を挙げた。その後は中盤での激しいやり合いをしながら時計の針が進んでいく。しかし、20分に相手のボレーシュートで6点目を沈められると、相手の勢い止まらずさらに7点目を決められて2-7で試合終了のホイッスルが鳴った。後半途中から、選手交代で一度は流れを引き寄せようと試みるも、地力の差を痛感。今後に向けて課題点が多い後半となった。
「2試合続けていい形での攻撃っていうのはできているので、次節ではゴールを奪って勝利したい」(西尾)。次節の相手は春季リーグで大勝した兵庫教育大。滋野を始めとした攻撃陣が躍動し、来週こそ初勝利を目指して彼女らは進み続ける。(文責・久岡悠斗、撮影・浅川明日香)