
関西学生女子サッカー春季リーグ 2部
6月22日に同志社大学サッカーグラウンド場(京都府)で関西学生女子サッカー春季リーグ 2部 第8節が行われた。この日、同志社は京都教育大と対戦。終始、試合の主導権を握った同志社は2-0で勝利。前節の聖泉大戦から続き、勝利をつかんだ。

前節からスターティングメンバーの変更は3人。中でもチームの絶対的な主力である主将・松本(文情4)がベンチスタートとなる中、試合は同志社ボールでスタートとなった。立ち上がりから、同志社がボールを保持しながらゲームをコントロール。幾度も相手PA(ペナルティーエリア)内に攻め込み、ゴールの気配を予感させた。しかし、相手ディフェンスも人数をかけて対応。先制点が遠い序盤の戦いとなった。
均衡が破られたのは前半30分。大山(経2)が放ったCK(コーナーキック)の混戦から、最後は梅田(スポ3)が押し込みゴール。ここまで1点が遠い同志社だったが、エースの公式戦2試合連続ゴールで先制に成功した。その後も流れを渡さない試合運びで前半戦を1-0で折り返した。

後半頭からここで、永井(法3)に代わって松本が出場。「(前半は)コンディションの面も考慮した」(関学生コーチ・生命4)。頼れる主将は、持ち前のキック制度の高さを生かして攻撃のタクトを振るい、追加点を目指した。
すると、後半13分。左サイドから相手守備陣を押し込むと、ボールを受けた滋野(理工3)が右足でクロス。ボックス内に入っていた梶屋(スポ3)がヘディングで合わせゴールネットを揺らす。相手GKが一歩も反応できないスーパーゴールで欲しかった追加点を得た。

この試合では、攻撃陣だけでなく守備陣も躍動を見せた。「久しぶりに0で抑えられたところが1つ収穫かなと思う」(関学生コーチ)。1年時から主力として出場を続ける岩井(文情3)がディフェンス陣をけん引。5試合ぶりとなるクリーンシートでチームの連勝に花を添えた。


炎天下の中でも一人一人がハードワークを行い、2-0で勝利をつかんだ同志社。日曜日には、リーグ最終戦で立命大との一戦を控える。シーズンを通して多くの選手が出場経験を積み、チームの底上げに成功した今春。次戦、そして7月から始まる皇后杯へ。レベルアップした姿でさらなる飛躍を誓う。(久岡悠斗)