
第47回皇后杯全日本女子サッカー選手権京都府大会
7月6日、同志社大学京田辺キャンパスサッカー場(京都府)で京都FAカップ2025年第21回京都女子サッカー選手権大会兼第47回皇后杯全日本女子サッカー選手権京都府大会1回戦が行われた。昨年の大会では、2回戦で敗北した同志社。今年こそはと強い覚悟を持って今大会に臨んだ。ホームで迎え撃った相手は立命大。6月末に行われた春季リーグ最終戦で大勝したライバル相手に勝利を目指した。

「先週やられたところもあったのでそこを修正するために練習してきた」(笹生学生コーチ・経4)。前回対戦の課題を冷静に分析してキックオフの笛を迎えた。試合は同志社ボールでスタート。序盤からハードワークを行った同志社が主導権を握る。梅田(スポ3)が得意のドリブルからチャンスをつくり、シュートを放つ。しかし、ここは相手ゴールキーパーの好セーブに合い、先制点は奪えない。それでも前半22分、試合が動く。相手ディフェンス交わしフリーになった上川路(スポ1)が右足で滑り込みながらシュート。ここまでルーキーながらも活躍を続ける1年生がゴール前での嗅覚の鋭さを見せつけて先制に成功した。試合後に上川路は自らのゴールに「少し難しい体勢だったけど、上手く入ってくれてよかった」と振り返った。


その後は何度かセットプレーからピンチを招くも相手が決定力を欠き、事なきを得た同志社。前半を1-0とリードを保ったまま、折り返した。

後半も変わらず、同志社ペースで試合が展開。猛暑の中でも一人一人が自らの役割を全うし、試合の手綱を離さなかった。「試合を通して、クリーンシートで終わることができたので彼女らにとって自信につながったと思う」(笹生学生コーチ)。チームは無失点勝利を達成し、指揮官も試合後にはイレブンの成長に称賛の言葉を残した。
次戦に駒を進めたサッカー部女子。2回戦は社会人チームと対戦することが決まった。持ち前のチームワークを発揮し、さらなる高みを目指し、今日も練習に励む。同志社旋風を巻き起こす準備は整った。(久岡悠斗)