関西学生女子サッカー秋季リーグ 2部
11月2日に姫路獨協大学グラウンド(兵庫県)で関西学生女子サッカー秋季リーグ 2部 第8節が行われた。前半を2-2で終えるも、後半に3点を許し、2-5で試合は終了。白星を飾ることはできなかった。

前半がキックオフ。序盤からゲームが動いた。前半7分、滋野(理工3)のパスを受け取った梅田(スポ3)が左サイドPKエリア付近から鋭い一撃。相手GKの手を弾き、ゴールネットを揺らした。「練習後に練習していたシュートが決まった」(笹生学生コーチ・経4)と先制点に賛辞を送った。しかし同17分、セットプレーから失点。対する同志社は同20分、梅田が巧みなドリブルを見せるも、得点にはつながらなかった。

両者一歩も譲らない攻防戦が繰り広げられる中、同28分、相手がシュートを放つもゴールポストに当たりピンチを切り抜ける。ゴール前で決めきれない展開が続く中、同31分。梅田がPKエリアまでボールを運び上川路にパス。上川路は相手DFに囲まれながらも冷静さを失わず、右足で押し込み追加点をあげた。このまま前半が終わると思われたが同42分、失点を許し同点にされる。前半はそのまま笛が鳴り2-2で折り返した。

同点から一歩抜け出したい同志社。引き続き果敢に攻め込むも、スピード感あふれる攻撃に苦しんだ。後半9分、相手にフリーキックを与えると、ボールは弧を描いてゴール前へ。GKが手を伸ばすもわずかに届かず、痛恨の1点を献上した。なんとか追いつきたい場面、コーナーキックでチャンスをつくるが生かすことができない。同30分には上川路が右サイドからシュートを放つも、枠外へと流れ得点には至らなかった。
そして迎えた同33分、ゴールエリアへの侵入を許すと巧みなドリブルに苦しみ、差をさらに広げられる。35分にもゴール前の攻防を制することができず、連続失点となった。計4人の選手交代で反撃を試みるも、差を縮めることはできず、無念の敗北を喫した。

遂に来週、リーグ戦最終節を迎える。相手は聖泉大だ。「4回生3人が引退なので、しっかり勝利で飾れるように頑張りたい」(笹生学生コーチ)。4年間の集大成となる大一番。一人一人が勝利への執念を胸に、最後まで戦い抜く姿に注目だ。(文責・井戸美希、撮影・藤森あい)