サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】3試合ぶり勝利飾る!

第101回関西学生サッカー1部リーグ後期

 10月25日、たけびしスタジアム京都で第101回関西学生サッカー1部リーグ後期第8節が行われた。同志社は阪南大と対戦し、2-1で3試合ぶりの白星をつかんだ。

 スタメンには、GK波多野(スポ2)、DFに國嶋(法3)、馬場拓(法2)、廣島(社3)、金沢(スポ3)、久世(文情4)、MFに國府田(政策4)、馬場啓(文情2)、志知(商4)、鹿取(経2)、FWに渋谷(経4)が起用された。

ボールを運ぶ主将・國府田

 前節は関学大相手に互角以上に渡り合うも、悔しい後半ATでの同点弾を献上。涙を吞んだ同志社イレブンだったが、「調子が右肩上がりで上がっている」(馬場拓)と、選手たちは自信を失ってはいない。回収できなかった勝ち点3をなんとしても奪うべく、スタートからアグレッシブにボールを追いかける。

 最初のチャンスは同志社だった。前半3分、斜めのパスから渋谷が抜け出し、無人のゴールに流し込む。しかし、相手DFにすんでのところで追いつかれ、得点とはならなかった。続く同13分にも馬場啓のアーリークロスに鹿取が合わせ、決定的場面を作る。

「ゴールに向かう勢いやスピード、攻撃の頻度が増えたことでチャンス数が増加している」(小川コーチ)と、破壊力を増す攻撃陣。

 すると同19分、ついにスコアが動く。金沢のロングスローをゴール前で廣島がフリックし、流れたボールを馬場拓が頭でゴールへ押し込んだ。(1-0)ゴールを決めた馬場拓は、「競るのが僕か大雅くん(廣島)しかいない中で、大雅くんが競ってくれて僕のとこに来てゴール決めれた。もう最高です!」と、先制点を喜んだ。

先制点を奪った馬場拓(写真右)

 その後も決定機を何度も作る同志社だったが、今度は阪南大の反撃。

 同30分に、左サイドの最終ラインをスルーパスで抜け出され、GK波多野と一対一の局面を作られる。しかし、波多野が広い守備範囲を見せつけ、足でピンチを救った。

 すると同志社は同35分にも追加点を挙げる。馬場啓の強烈なシュートで得たCKを、金沢がドンピシャで合わせ、ゴール左下に沈めた。(2-0)このシーンについて金沢は「練習でやっている形が出た」と手ごたえを口にした。

追加点を決め、喜ぶ金沢

 セットプレーから2得点を奪い、勢いに乗るイレブンだったが同45分。「もっと締めた内容にしないといけなかった」(金沢)。相手のサイド突破からのクロスを処理しきれず、こぼれ球を押し込まれ、前半終了間際に失点を喫した。(2-1)


 引き締まった雰囲気の中、後半がスタートした。同志社の攻撃力はエンド変わっても健在で、後半4分、23分と立て続けにチャンスを作り出す。

 しかし、あと一歩得点には至らず、スコアは変わらず試合が進んだ。同38分、中央でボールを受けた中山(商1)が相手をかわし左サイド深くまで侵入。細かいドリブルで会場を沸かせたが、シュートは枠のわずか右に逸れネットを揺らすことは出来なかった。

 同40分を超えると、相手のCKやロングスローを中心とした、波状攻撃に耐える展開になる。ベンチも総立ちでメンバーにエールを送り、長い笛を待ち続けた。するとAT4分、待ち望んだ試合終了が告げられ、選手たちは感情を爆発させた。

(最終スコア:同志社 2-1 阪南大)

 逃げ切りに成功したことについて、小川コーチは「ディフェンスのリーダー的存在の小山(法3)の復帰がやっぱり大きい」と小山の試合を締める力を称賛し、頼もしいCBの復帰を喜んだ。しかし、「自分たちでセルフジャッジをしてしまうところが改善できていない。ここを変えていかないとここから3試合は厳しい」と、課題点も口にした。

 次戦はリーグ戦首位を走る京産大との大一番。「やっぱり最後は気持ちの部分が大事」(小川コーチ)。心は熱く、頭は冷静に。アグレッシブなサッカーで首位を打破し、全国の舞台へ突き進め。

(文責・大嶽悠雅、撮影・松島萌笑)

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