サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】引き分けで勝負は最終節へ

 11月5日、びわこ成蹊スポーツ大学サッカーグラウンド(滋賀県)で第101回関西学生サッカー1部リーグ後期第10節が行われた。同志社はびわこ大と対戦し、2-2で引き分けとなった。

 スタメンには、GK波多野(スポ2)、DFに久世(文情4)、小山(法3)、廣島(社3)、金沢(スポ3)、本田(経3)、MFに野頼(法1)、志知(商4)、國府田(政策4)、鹿取(商2)、FWに渋谷(経4)が起用された。

スタメン写真

 後期リーグ終了まで残り2試合。勝ち点30で4位の同志社を大院大、大経大、大体大がそれぞれ1ポイント差で追いかけ、熾烈なインカレ出場権争いが繰り広げられている。全国の舞台をかけた重要な1戦は、びわこ大ホームで行われた。

 同志社の最初のチャンスは前半12分、渋谷がPA付近で相手を背負ってボールを受け、反転。カットインでためを作り、シュートを放ったが枠を僅かに上に逸れた。今度はびわこ大の反撃。同29分、ゴール前でロングボールを収めて一瞬の隙を突きシュート。しかし、ボールは枠を左に僅かに逸れた。一進一退の攻防が続く中、試合を動かしたのは同志社だった。同30分、渋谷のゴール前での縦パスに鹿取が反応し、ファーへ落ち着いたシュート。これが決まり、先制点を獲得した。(1-0)

先制点を喜ぶ鹿取・写真左、久世・写真右

その後は、同志社らしい繋ぐサッカーで主導権を握る。守備面でもインカレ出場へ向けた天王山ということもあり、迫力あるプレーを見せた。球際へ高い執着を見せ、前半を通して相手を完封。勢いそのまま試合は後半に突入した。

 エンドが変わっても同志社の勢いは健在だった。後半5分、渋谷が相手PA内でマイナスへパスを出すと、志知が体を入れてボールを受ける。そしてそのままゴール左隅へ流し込んだ。(2-0)

追加点を決めた志知

しかし、直後同6分に相手にカウンターを許すと、勢いそのまま強烈弾を浴び、失点。(2-1)得点後の気のゆるみを突かれ、痛恨のゴールを許した。この失点をきっかけにホームびわこ大の応援が激化。「(相手の)声援の勢いはとても大きかった」(小川コーチ)と、徐々に相手のペースに飲み込まれ始める。

直後8分にも左サイドへのロングボールから崩され、シュートを放たれる。今度は枠を逸れたが、流れは一気に相手ペースへ。防戦一方の時間が続いた。それでも懸命に守るイレブンだったが、同24分。ロングボールからのシュートのこぼれ球を押し込まれ、ついに同点弾を許した。(2-2)

肩を落とす選手たち

 その後は両者譲らない展開が続く。互いに交代カードを切り、終盤は総力戦となった。しかし、互いにネットは揺らせず、試合終了。同志社は同日に勝利した大院大に順位を抜かれ、5位で最終節へ向かうことになった。

 試合後小川コーチは次戦に向けて「インカレに行ける行けないに関係なくホームゲームなので勝って終わりたい」とコメント。次戦インカレ出場には勝利が絶対条件となる。4回生の引退試合であり、今年度の集大成となる試合だ。相手は優勝争いを繰り広げる関大。難敵相手でも同志社の意地を見せ、なんとしても白星を奪え。

(文責・大嶽悠雅、撮影・松島萌笑)

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