第102回関西学生サッカーリーグ
4月27日、アクアパルコ洛西(京都府)で第102回関西学生サッカー1部リーグ前期第3節が行われた。同志社は甲南大と対戦し、3-3で引き分けに終わった。
スタメンには、GK祓川(社3)、DFに長野(スポ2)、金沢(スポ4)、小山(法4)、本田(経4)、MFに馬場啓(文情3)、宗川(法4)、杉山(スポ2)、中山(商2)、FWに野頼(法2)、楠見(政策4)が起用された。
開始2分、早々にスコアが動く。ゴール右前で相手DFに楠見が倒され、PKを獲得。キッカーは前節でも得点を決めた楠見。GKと逆方向の右サイドに落ち着いてシュートを放ち、先制点を獲得した(1-0)。続く15分にも、右サイドを本田が駆け上がりチャンスメーク。しかしクロスボールがわずかにずれ、シュートにつながらなかった。
同20分、中山が左サイドに縦パスを通すと、楠見が駆け上がりゴール前へクロスボールを放つ。ゴール前で中山がボールに触れると、最後は野頼が正面でシュートを放ち、今季初得点を決めた(2-0)。「いい流れの中から久しぶりに出たゴール。ああいうのがどんどん増えていけばペースを握ることができる」(望月監督)。
イレブンの勢いは止まらない。同39分には、馬場のCKから金沢がヘッド。こぼれたボールを野頼が押し込み2点目を決めた(3-0)。
しかし後半は相手に主導権を握られる。同12分に失点すると、わずか22分間で3失点(3-3)。試合を振り出しに戻された。「相手が開き直って、前に前に来たところを自分たちが変に受けに回ってしまった。その時間帯から修正できなかったところに弱さがある」(望月監督)。後半ATには鹿取(商3)がゴール前でトラップしシュートするも、ボールは相手GK正面へ。勝ち越しは許さなかったものの、追加点を挙げることもできず引き分けに終わった。
「何をすべきかというところを、どれだけチームの中で統一できるか。そこに焦点を当てたい」(望月監督)。次節は約1週間後に控える対関学大戦。昨年の総理大臣杯、インカレ本戦の出場チームであり厳しい戦いが予想される。混戦の関西リーグで勝ち点をつかみ、上位へ抜け出せ。(浅川明日香)