サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】大院大に逆転許し、2連敗

第102回関西学生サッカーリーグ

 5月12日、三木総合防災公園第2陸上競技場(兵庫県)で第102回関西学生サッカー1部リーグ前期第5節が行われた。同志社は大院大と対戦し、1-2で敗北した。

 スタメンには、GK波多野(スポ3)、DFに國嶋(法4)、金沢(スポ4)、小山(法4)、本田(経4)、MFに滝澤(法4)、安井(政策3)、杉山(スポ2)、中山(商2)、FWに野頼(法2)、鹿取(商3)が起用された。

スタメン写真

 今試合先発に名を連ねた安井は、今季初スタメン。「(安井は)スピードと豊富な運動量がある選手。スピードのある相手11番の対応を期待していた」(望月監督)と、強力な相手攻撃陣をいかに抑えるかがカギとなった。

初スタメンを飾った安井

 最初に試合の均衡を破ったのは同志社だった。前半5分に左サイドハーフの中山がドリブルでゴールに迫り、左足でシュート。溢れて浮いた玉をFW野頼がオーバーヘッドでゴール左隅に押し込み、幸先よく先制点を獲得した。(1-0)

先制点を決め、喜ぶイレブン

 勢い止まらず同16分、右SB本田のサイドチェンジを受けた左SB國嶋が持ち出し、サイドに張っていた中山にパス。中山が仕掛け、カットインでシュートまで持ち込んだ。得点には至らなかったが、「入りは悪くなかったし、選手の気持ちが入った前半だった」(望月監督)と、怒涛の攻撃を見せる。

 同31分、中山が相手GKをかわし、折り返しに野頼が反応。一度はネットを揺らすも、判定は惜しくもオフサイドとなり、追加点は奪えなかった。

 絶好の好機を逃すと、逆に同32分に同点弾を許す。相手に高い位置でボールを持たれると、縦パスでポケットに侵入される。そして、折り返しを走り込んだ相手が押し込み、勝負を振り出しに戻されてしまう。(1-1)悪い流れを断ち切れないまま、前半を同点で終えた。

 エンド変わって後半、前半の勢いは一転し、攻め込まれる展開が続く。同志社のチャンスは同11分だった。MF鹿取からのスルーパスに右サイドハーフの安井がスプリントで抜け出し、フリーになっていたMF杉山に丁寧なパス。PA付近からダイレクトで合わせた杉山のボールは枠を捉えたが、相手GKに惜しくも阻まれた。

ドリブルする中山

 同24分、両者譲らない展開の中、遂に均衡が破れる。自陣右サイドからのクロスに対応できず、頭でゴール左隅に決められ失点。(1-2)スピードのある相手MFの突破に対応できず、勝ち越し弾を許した。その後は、細かいパスで攻撃のテンポを作ろうとするがゴールには至らず。GK波多野の奮闘もあり失点は2点で抑え、1-2で試合を終えた。

 望月監督は試合後、「途中でパスがずれるなど、フィニッシュに持ち込むまでの精度・スピードがまだまだ足りない」(望月監督)と、攻撃面の完成度に課題があるとコメント。また、不用意なミスから失点を喫したことにも言及し、攻守両面で完成度を高める必要がある。次戦は前回大会の王者京産大。昨年の全日本大学サッカー選手権では準優勝に輝いた強豪に挑む。「一戦一戦苦しみながら成長し、年間通じて目標に近づければ」(望月監督)。イレブンはインカレ出場に向け、一戦必勝で戦いを続ける。

(文責・大嶽悠雅 撮影・藤本知優)

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