第53回関西学生サッカー選手権大会
6月9日、甲南大学サッカー場(兵庫県)で第53回関西学生サッカー選手権大会3回戦が行われた。同志社は京大と対戦し1-0で勝利した。
スタメンには、GK波多野(スポ3)、DFに本田(経4)、小山(法4)、國嶋(法4)、鈴木良(法3)、MFに中山(商2)、廣島(社4)、杉山(スポ2)、安井(政策3)、鹿取(商3)、FWに野頼(法2)が起用された。
3月に行われた京都府選手権では1-3で敗北を喫した京大との一戦。「今回はもう背水の陣。もう負けられない」(望月監督)。開始直後から主導権を握り、常に相手陣地でボールをプレーする。前半17分、スコアが動いた。右サイドから鈴木良がロングスローを投げるとボールはゴール前に。相手GKが取り損ねたボールを小山が押し込み、先制点を奪った。「自分がプレーでチームに貢献できたのは素直に嬉しい」(鈴木良)。先制点を喜ぶハグを見せた。
1点をリードしてもなお、攻撃の手を緩めることはない。26分、中山が左サイドからドリブルで切り込みゴール前へ切り込みショートのシュート。しかしボールはGK正面へ吸い込まれた。
同37分には、相手が左サイドを駆け上がりカウンターを仕掛けられる。同点弾を許したかと思われたが、放たれたボールはポストに跳ね返された。
リードを保ったままエンドを折り返し後半、いきなりピンチが訪れる。同4分、左サイドを相手に切り込まれるとミドルシュート放たれた。手に汗握る瞬間だったが、勢いよく放たれたボールは左に逸れ、その後も同点弾を許さず1-0で試合終了した。
次週はベスト8を懸けて甲南大と対戦する。「春のリーグで3-0から3-3に追いつかれて、それ以来自分たちの迷走が始まっているので、そういったところも含めて絶対にしっかりと勝ちたい。自分たちが止めてしまった時計の針を進められるようにしたい」(望月監督)。残り2勝に迫った総理大臣杯出場に向けて、1週間で調整を重ねる。
(浅川明日香)