
5月3日、関西大学・千里中央グラウンド(大阪府)で第103回関西学生サッカー1部リーグ前期第6節が行われた。同志社は阪南大と対戦。熱戦を繰り広げるも結果は、0-0で引き分け。 貴重な勝ち点1を獲得した。
スタメンには、GK波多野(スポ4)、DFに鈴木良(法4)、鈴木陽(経1)、吹田(スポ2)、源河(法3)、MFに馬場啓(文情4)、小野(経3)、羽田野 (商2)、井藤 (商3)、FWに鹿取(商4)、野頼(法3)が起用された。

雲行きの怪しい試合のスタートだった。前半開始を知らせるホイッスルが鳴った直後から隙を突かれ、ゴールを狙われる。同4分には次々とDF陣をかわした相手が左サイドからゴール前にパスを出すも、波多野の手に収まった。続くは相手のFK。こぼれ球を奪うことすらできず、そのままエンドライン付近からシュートを許す。
しかし、持ち直した同志社は攻めの姿勢を見せた。同21分、野頼が必死に出したパスを受けた馬場啓が右サイドを駆け上がりボールを運ぶ。勢いを止めずに右足を振り抜くも、相手GKが好セーブでゴールを守り、先制点を挙げることはできなかった。
同35分には再び馬場啓がチャンスメイク。ゴール目前の野頼にボールを託したが、あと一歩のところで押し込めない。同41分、鹿取がゴールへ突き刺すようなシュートを蹴る。しかし、少し逸れポールに直撃。絶好の機会をものにできずに前半を終えた。

後半も貪欲にボールを追いかけ続ける同志社イレブン。同6分に小野が相手をかわし切り込む。同17分にはペナルティエリア付近から鹿取が直接狙いを定めたが、クリアされる。吹田が最後頭で合わせたが、GKにキャッチされた。

この後からは相手の反撃に苦しんだ。21分には守備陣の間をすり抜けた阪南大の選手が直接ゴールへ向けてボールを蹴る。幸運にもほんの僅かに上に逸れ、得点には至らなかった。続けて押し込もうとしてくる相手から体を張ってゴールを守り続けたDF陣。ゴールネットを揺らすことはできなかったものの、最後まで気を緩めることなくこの試合での失点は0で抑えた。
「強敵の阪南大相手に引くことなく90分間戦ってくれた」(望月監督)。連敗続きで苦しむ中でも、ミスからの失点を防ぎ引き分けで試合を終えた。次戦こそ今季2勝目を挙げるためにもチーム一丸となって戦い抜け。(大橋楓子、村川愛実)