第103回関西学生サッカーリーグ
11月16日、J-GREEN堺・メインフィールド(大阪府)で第103回関西学生サッカー1部リーグ後期第11節が行われた。同志社は甲南大と対戦し、1-2で敗北を喫した。
スタメンには、GK祓川(社4) 、DFに安井(政策4)、鈴木良(法4)、吹田(スポ2)、 渡邉良(スポ3)、MFに室(文情4)、鹿取(商4)、小野(経3)、前田(スポ4)、FWに松隈(社4)、野頼(法3)が起用された。

前節でインカレの可能性が消滅した同志社。しかし今節をもって引退する4年生が有終の美を飾るため、勝利を目指して戦った。
試合は同志社ボールでスタート。序盤は一進一退の攻防が続いた。しかし前半11分、ピンチが訪れる。相手ゴール付近でボールを奪われ、絶体絶命の状況に。しかし、守護神・祓川が左足を伸ばして好セーブを披露し、失点を防いだ。その後も拮抗(きっこう)した試合展開が続く。同39分には渡邉良から前田にボールがつながり、絶好の機会が訪れたものの、鋭いシュートはゴールポストに弾かれ得点にはつながらない。そのまま0-0で前半を折り返した。

後半は主導権を握られる時間が続く。同10分、相手の華麗なスルーパスを止めることができず失点(0-1)。同点弾を狙い、果敢にシュートを放つも、相手の屈強なDFに弾かれる。同14分、松隈がこぼれ球を力強くシュートするもゴールの上に逸れ、点数獲得にはつながらなかった。同39分には、ゴール中央からシュートを決められ追加点を献上(0-2)。勝利が遠のき、暗雲が立ち込めた。90分の試合が終了し、残されたAT(アディショナルタイム)は3分。同AT2分、こぼれたボールを野頼が着実に沈め、意地で1点を返す(1-2)。しかしそのまま試合は終了。勝利には届かなかった。

今節をもって鹿取組は終幕。4年生はそれぞれ別の道へ進むこととなる。今年叶えられなかったインカレ出場の夢は後輩に託された。来年はどんなチームを見せてくれるのか、これからの同志社サッカー部にも期待がかかる。(文責・村川愛実、撮影・大橋楓子、村川愛実)