サッカー部(男子)
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【サッカー部男子】岩岸組、完結!

11月19日に行われた第100回関西学生サッカー1部リーグ後期第11節(最終節)。vs立命大。試合は3-3で勝ち点を分け合う結果となった。

スタメンにはGK小山(神4)、DFに小池(法4)、中田(経4)、金沢(スポ2)、仙頭(経4)、MFに中野(スポ4)、田中(法4)、長坂(スポ4)、鹿取(商1)、FWに岩岸(商4)、東(神4)が起用された。

スタメン写真

ついに迎えた最終戦。4回生は1部残留という功績を残し、今節をもって引退する。そんな晴れ舞台の相手は永遠のライバル立命大。同志社大学應援團も駆けつけ、会場の雰囲気は大きく盛り上がっていた。

 試合開始1分、いきなり先制点を挙げる。右サイドから抜け出した仙頭からの折り返しを鹿取がダイレクトで合わせ、シュート。ボールは相手キーパーのニアに吸い込まれ、幸先良くスタートを切った。(1-0)

 20分、左サイドの東がふわりと浮き玉のパスをゴール前に出し、走り込んだ岩岸が倒されPK獲得。これを岩岸自らが真ん中に決め、追加点を奪った。

PKを決めた岩岸

 勢いに乗る同志社だったが、一筋縄ではいかない。36分、相手のペナルティーエリア深くからの浮き球のクロスをフリーになっていた選手に決められ失点。(2-1)その後40分には相手の自陣ゴール前に落ちるようなアーリークロスを処理しきれず、押し込まれ立て続けにゴールを許す。(2-2)チャンスを決めきれず、相手に勢いを奪われたまま前半は終了。

 2失点したことで引き締まった雰囲気の中、後半開始。序盤は展開が早く、両校激しい攻撃を見せる。ピンチを迎える場面が多い中、GK小山が驚異的なセーブを連発し、相手に追加点を許さない。しかし、スコアが動いたのは後半17分、相手FWが左から折り返しフリーでシュート。DFに当たり、コースが変わったボールには小山も反応できず、勝ち越し弾を許した。(2-3)

 この失点を機に目が覚めた同志社イレブンは流れを引き戻し始める。交代で入った國府田(政策3)がサイドに効果的に散らし、チャンスを演出。選手交代を積極的に行い、逆転に向け奮闘した。しかし最後の一歩が遠く苦しむ同志社。37分には岩岸のミドルシュートが惜しくも枠を外れ、会場には敗北のにおいが漂っていた。

 しかし、ドラマは最後に訪れる。43分、交代で入った川口(商3)がゴール前の混戦を押し込み、土壇場で同点に追いついた。(3-3)川口は「4回生のために絶対勝ちたいって思いで、最後は体張って自分らしいゴールを決めれた」と3点目を振り返った。同志社スタンドはこの日1番大きな盛り上がりを見せ、そのまま試合終了。最終節は引き分けで幕を閉じた。

同点弾を頭で決めた川口

 小川コーチは4年生との時間を振り返り、「1年生から見させてもらった最初の学年。彼らとは今日の試合を含め、天皇杯も行けましたし、助けられたところがある。一緒にサッカーができてよかった」とコメント。引退する4回生との日々を振り返り、感謝の言葉を述べた。

集合写真で笑顔を見せる

 16年ぶりの天皇杯出場を成し遂げた岩岸組。インカレ出場という目標はかなわなかったものの同志社サッカーの歴史に残る功績を残した。「後輩には自分たちを超えて歴史を作ってほしい」。引退する選手たちは口々に後輩たちの躍進を願う。4年生の思いを胸に、新たな歴史を作るべくアグレッシブにボールを追いかけ続ける。(文責:大嶽悠雅 撮影:浅川明日香・杉山舞)

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