3月22日に行われた第72回京都学生サッカー選手権大会準決勝。vs立命大戦、同志社は2-0で勝利し、決勝戦の切符を手にした。
スタメン写真
スタメンにはGK波多野(スポ新1)、DFに山脇(社新4)、金沢(スポ新2)、中田(経新4)、小池(法新4)、MFに國府田(政策新3)、仙頭(経4)、志知(商新3)、戸坂(経新3)、FWに岩岸(商新4)、長坂(スポ新4)が起用された。
悪天候に見舞われる中、試合は始まった。相手は昨年の決勝戦で戦った宿敵立命大。試合開始直後からゲームの主導権を相手に握られてしまう。それでも果敢にボールを奪い、相手陣地に攻め込む姿を見せる。しかし、相手の素早いパス回しや体格差に阻まれ、数少ないチャンスを生かすことができない。終始流れを引き寄せることができないまま前半戦が終了。0-0で後半戦に突入する。
何とか得点を奪いたい後半戦。天気も回復し、気持ちを新たに試合に挑んだ。「アグレッシブに動こう」という小川コーチからの言葉を受け、ボールを積極的に奪い、相手陣地内に果敢に攻め込む。試合が動いたのは同30分。仙頭がミドルで強烈なシュートを放ち先制。(1-0)「誰かが決めなあかんと思っていた」。苦しい状況が続いていたチームの活気を取り戻した。
先制点を挙げた仙頭
再び試合が動いたのは試合終了間際の同40分。岩岸のファウルにより、PK戦に持ち込む。追加点獲得のチャンスを任されたのは東。「これ外したらやばいなっていうプレッシャーの中、きっちり決めれたので安心しました」。プレッシャーに打ち勝ちPKを決め、追加点を獲得した。 (2-0)
PKの瞬間
その後も相手に攻撃の隙を与えないまま試合終了のホイッスルが鳴り響き、2-0で勝利。宿敵立命大との激闘を制し、京都府選手権連覇への王手がかかった。
激闘を制し、喜びを露わにする選手たち
試合後、同志社ベンチからは安堵の表情を浮かべる選手たちの姿が。次戦の相手は京産大。小川コーチは「チーム一丸となって何が何でも連覇がかかった中で今年も優勝したい」とコメントした。決勝戦でも勝利を収め、京都1の称号を手にするのは同志社だ。
【文責・杉山舞、撮影・西田雄哉】