関西フットサルリーグ 2部 2024
10月12日、高砂総合体育館(兵庫県)で行われた関西フットサルリーグ 2部 2024。第8節を終えて首位に立つ同志社は3位のヴァクサ高槻と対戦した。結果は、昨シーズン1部で技術を磨いてきた相手に苦戦。厳しい戦いとなったが、山本(法3)の2ゴールもあり3-3と同点に終わった。
前半は同志社ボールでキックオフ。立ち上がりからペースをつかまれ、ゴールに迫られる。しかし、前節再三のビッグセーブでチームを救った守護神・羽田(理工2)の活躍もあり、ゴールを死守。その後は拮抗(きっこう)した展開で試合が進む。すると12分。右サイドを突破され、相手が放ったシュートは羽田の股をすり抜け、失点。ついに均衡を破られた。17分にも同じような形で得点を許し、厳しい展開となってしまう。同志社は、上級生を中心にゴールを目指す。19分。相手を左右に振ると、右サイドの吉田(理工3)がフリーに。そのままゴールに流し込み、得点を奪った。前半はこのまま終了。1-2とわずかにリードを許して折り返した。
後半がスタート。早めに追いつきたい同志社は、立ち上がりから猛攻を仕掛ける。2分、その攻撃が形となる。左サイドを突破した原がクロスを上げると逆サイドに待っていた山本が押し込みがゴール。「由伍(原)くんがいいパスをくれたんであとは決めるだけだった」(山本)。ゴール前でも落ち着いたプレーで披露し、同点ゴールを奪った。しかし、相手も実力を発揮。8分に速攻から瞬く間に失点を許し、またも突き放された。その後はカウンターの応酬となり、白熱した試合展開を見せる。そして、試合終盤となり、同志社にも焦りが見え始める。しかし、19分。またしても山本が魅せた。人数をかけてボールを支配すると、ゴール前の混戦から山本が押し込み、ゴール。2度目の同点弾でチームを盛り上げた。試合はこのままタイムアップ。終盤に追いついて3-3と勝ち点1を分け合った。
試合後に山本は「引き分けで終われたというのは、ポジティブなことだと思う」と顔を上げた。1人が1人が役割を全うし、総合力を見せつけた同志社。残り2節に勝利すれば無敗優勝と悲願の1部昇格が見えてくる。また、今節を持ってチームを引っ張ってきた前主将の原、主力の内山が引退。勝利を目指したが、4年生の引退を勝利で飾ることはできず終わる。しかし、苦しい内容となりながらも、チームとして意地を見せた。4年生の意志を引き継ぎ、12月に行われる対立命大戦に向けて勝利を目指す。(久岡悠斗)