
関西フットサルリーグ2025 2部
7月20日、生駒市体育協会総合S.C.体育館(奈良県)で行われた関西フットサルリーグ2025 2部。開幕から連勝スタートで好調な滑り出しを切った同志社。しかし、第3節の立命大戦では、大量失点を喫し黒星となった。リーグ優勝を目指す中で、連敗は避けたい同志社はこの日、コンフィアンサFCと対戦。社会人チーム相手に勝利を目指して戦った。
出場停止などで藤原(経2)や大和(経2)という主力選手を欠くこととなった今試合。達山(政策1)といった新戦力がデビューを果たした。試合は序盤から同志社ペースで展開。幾度もゴールに迫り、得点の匂いが感じられるプレーを披露した。すると、15分に均衡が破られる。ゴール中央に侵入した達山が左足を振り抜くとゴール左隅へ。期待のルーキーの一撃に会場からは拍手巻き起こった。

その後は守護神・羽田(理工3)を中心とした堅い守りで相手の攻撃をシャットアウト。1-0と僅かにリードを得た状態で前半を折り返した。

後半は点の取り合いとなった。2分にセットプレーの流れから上仮屋(経4)が逆サイドの安達(理工4)へパス。フリーでボールを受けると、ゴールに流し込むことに成功。最上級生同士のホットラインから追加点を得た。しかし、同4分にカウンターから失点を許してしまう。それでも、再び安達のゴールで相手を突き放した同志社。同12分には不振に苦しんでいた藤岡(経3)にもゴールが生まれる。3点差のリードを奪ったまま、試合は終盤へと突入した。

「試合の締め方というのがもったいないというか、課題だなと感じた」(上仮屋)。同15分に流れから失点を許すと、18分、19分と立て続けに失点。土壇場で失点を許し、試合を振り出しに戻されてしまう。だが、ゲームは終わらない。「最後、シュートを打ち切ることができて、結果がついてきたと思う」(藤岡)。ラストプレーとも呼べるプレーだ藤岡が相手を背負うと、上手く反転。最後は思いを乗せたシュートがゴールに突き刺さった。直後に主審のホイッスルが鳴り響き、ここで試合終了。5-4と後半に波乱の展開を見せた試合は同志社の勝利で幕を閉じた。

「次もしっかり勝って、インカレまで負けなしでいきたい」(藤岡)。8月2日にリーグ戦を戦うチームは同月中旬にインカレを控える。復調の気配を見せたエースを筆頭にチームの集大成へ。彼らの最終章がもうすぐ幕を明ける。(久岡悠斗)