関西学生男子秋季1部校学校対抗戦
9月11日から15日にかけて行われた関西学生男子秋季1部学校対抗戦。同志社は4位につけ全国大会への切符をつかんだ。
昨年に引き続き全国大会出場を目標に練習に励んできた藤山組。秋季リーグ戦で採用されているマッチプレーに向け選手たちは対策に励んでいた。目の前の敵に打ち勝つという普段と異なったルールに慣れるべく積極的に部内戦などを重ねリーグ戦へと備える。
開幕戦は前回大会で準優勝を果たした対大阪学院大との戦いとなる。選手たちは挑戦者の気持ちで挑むも、屈指の強豪校を相手に敗北。初勝利を狙い、続く第2戦は対関学大と対峙(たいじ)した。前半のシングルス戦で4勝4敗と並んで迎えた後半戦。ここでリーグ戦初出場の吉田が躍動した。エース下園(経2)とダブルスでタッグを組み、プレッシャーのかかる中でも遜色のない活躍を披露(ひろう)。1年生とは思えぬ堂々たる貫禄を見せつけ勝利を飾り、チームに貢献した。以降もダブルス戦に出場した4ペア全組みは快勝し、秋季リーグ戦初の勝ち点を獲得する。その後の対近大、対大手前大には敗れたものの、4日目の対立命大には勝利。2勝3敗と昨年の結果を上回り、全国大会へ駒を進めた。
今リーグを通して最も存在感を示したのは上久保(商3)。どのような状況であったとしても、ポーカーフェイスを貫き、持ち前の安定感で淡々とラウンドをこなす。シングルス戦、ダブルス戦ともに10試合フル出場を果たし、団体戦の要としてチームに貢献した。
全国大会出場が決まり、主将の顔には安堵の表情が伺えた。「去年は1勝と非常に悔しくて、どうやったら結果を出せるか秋に向けて考えていた」(藤山)。昨年と比べて戦力ダウンと言われたが、堅実に結果を叩き出し主将としての責務を全うした。「去年11位という結果だったが、今年はもっと上を目指したい」。(藤山)。早くも全国大会に向け、選手たちは気を引き締めた。全国大会は4年生にとって集大成でもあり、下級生たちは先輩と戦う最後の団体戦となる。片山津の地で選手たちは躍動し、全国トップ10を目指せ。(西川真司)