令和6年度関西学生春季男子1部校学校対抗戦
6月3日から2日間オリムピックゴルフ倶楽部(兵庫県、7274ヤード、パー72)にて行われた今年度の対抗戦。同志社は新戦力を交えたメンバーでラウンドを回った。団体のエントリーに選出されたのは西山(生命4)、上久保(商4)、下園(経3)、木村(商2)、吉田(商2)、井土(スポ1)、ゴヴォロヴスキー(商1)の計7名。注目すべきはチームの即戦力なる2人の一年生。デビュー戦に期待が高まる。両日ともに主将の西山が好スコアを残し、チームをけん引。昨年に引き続き4位に入り全国大会出場の切符を掴んだ。
初日は36ホールの長丁場。強い日差しが広い緑の芝生を照りつける快晴の天気の中選手たちはラウンドを巡る。「スコアをと落とすことが致命的になる気候だった」(西山)。最初の18ホール、西山は1打1打精密なショットを見せチーム唯一のアンダーを記録。西山は71、ゴヴォロヴスキーは72を記録し堅実なスタートダッシュを切った。次の18ホールは絶対的エースの下園が底力を発揮。午前中乱れたショットを修正し、バックスピンでピンそばに落とすショットを決めて72を記録した。
全国出場をかけた最後の18ホールもチームとして安定感を見せた。2年目飛躍の年である木村はこの2日間ショットが乱れ本領を発揮することは叶わなかったが、全力でプレーし1日目よりスコアを上げた。そして、新戦力がこの日も魅せる。「非常に頼もしい存在」(西山)。ゴヴォロヴスキーが力のあるショットでボギーを出さず2日目チームベストのパー72を記録。4位を確実なものとし全国への切符を手にした。
「今回は余裕を持って全国に行くことができた。明らかに昨年より強い」(西山)。同志社は5位の大手前大に18打差。順位は昨年と同じだったが、主将は今回の結果について誇らしく振り返った。また今大会2人の新入生が躍動。チームを背負って戦った初の舞台だったが不安を感じさせず、堂々たるプレーを見せつけた。全国は北海道、苫小牧で行われる。精鋭が集まる地で腕を磨きチーム一丸となってベスト8を目指す。北の大地で放たれるショットは見逃せない。(中嶋理博)
〈成績詳細〉
1日目
(out)・(in)=total
西山32・34=71
下園38・38=76
木村40・41=81※
井土37・37=74
ゴヴォロヴスキー36・36=72
1st Total293
西山36・37=73
下園36・36=72
木村43・39=82※
井土38・39=77
ゴヴォロヴスキー37・37=74
2nd Total296
2日目
(out)・(in)=total
西山37・36=73
下園34・40=74
木村40・40=80※
井土37・36=73
ゴヴォロヴスキー36・36=72
3rd Total292
TOTAL 881